限りなく残酷なのに、限りなく優しいとか、真逆を抱えている人は魅力的です。
でも、どうやったら自分がそうなれるのかなと考えました。
わざと逆をやろうとするのではなく、自分がギリギリまで真剣に何かをやろうとした結果出てきた性質に対して、自然と真逆の性質も出てくるものかと思います。
左に行けば行くだけ、右にも行けるのでしょうか。
以前映画塾の恋愛映画で、男性から聞いたなら、信じられないほど傷つく、本当にひどいと感じるセリフがありました。
そのときに先生は、ひどいセリフを書けるっていうのは、優しいからなんだよと仰いました。
その一言が、やけに印象に残っています。

心を埋めるために詩を書いたり絵を描いたりするならば、それはとても自分を大切にする作業だと思いました。
明るさから明るいものが、春から春が生まれるのではなく、孤立したときに想像のパワーが生まれたり、冬だから春に憧れたりということを聞いていると、やはり現実を見たままではなく、その中で何か一瞬でも、ひとかけらでも、明るいものにフォーカスして、掴みとることができて、味わい表現することが芸術なのかなと思いました。