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声塾(4)
「第一印象を爽やかにする声になる7つの方法」

7月17日(火)

飯岡 啓朗

「冒頭の1行で黙らせる」

 今日痛感したのは,冒頭の1行目の大切さである。
 私の場合,気が付いたら1行目が読み終わっていた。
 無意識に1行目が読み終わっていた。
 本来は,1行目に全神経を集中させて,そこでもうヘトヘトになっていないといけない。
 中谷先生は,「1行目で相手が聴く体制にさせること。まず,8人をこちらに振り向かせる。とどめで最後の2人を黙らせる」と言っていた。
 文学上の名作でも,冒頭に力を入れている場合が多い。
 『檸檬』の,「得体のしれない不吉な塊が私の心を終始圧えさえつけていた」や,『雪国』の「国境の長いトンネル抜けると雪国であった」など,冒頭の1行で文学として完結している。
 冒頭ですべると,よほどのことがない限り,逆転は難しいものであると思った。

 

飯岡 啓朗

「前世で体験していたことにする」

 私が,今日朗読した『私が一番きれいだったとき』は,著者である茨木のり子さんの戦争体験の話である。
 そこで難しいのが,私自身が戦争を体験していないので,なんとなく頭の中で映像が作れないことである。
 中谷先生は,「前世で体験していたことにすればいい」と言っていた。
 大げさではなくて,あまりにも的を得ていると思った。
 というのは,今,渥美清さんの『男はつらいよ』シリーズをずっと見ている。
 拝啓車寅次郎様編で,寅さんが,新米サラリーマンの満男を演じる吉岡秀隆さんを説得するシーンがある。
 満男は「仕事がつまらない」と愚痴を言うので,寅さんが横に置いてあった2本の鉛筆を満男に売りつけようとすることで,仕事の楽しさを教えようとする。
 最初は「いらないよ」といていた満男は,寅さんのうまい喋りに圧倒されて,ついついその鉛筆を買ってしまう。
 寅さんの鉛筆の長所を引き立てる喋り方のうまさときたら,同じ喋りを仕事とする私は感動してしまった。
 渥美さんは俳優なので,商売はそこまで経験していないはずである。
 しかし,何十年も商売をしてきたかのように話せるのは,前世で体験していたことに相当するくらい,渥美さんが商売の達人になりきってしまっているからであろう。
 
 
 

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