東京校体験塾(38)
「アートがわかる人が、成功する。/静嘉堂@丸の内」
4月15日(土)
真治
目立たない、という曜変天目の新たな魅力に、惹きつけられました。
佳葉
鈴木長吉の鷹から、全部が正面、正面は自分が決める、が刺さりました。どこが正面かを見つける考え方から、どこを正面にすると考えるかで、目の力が違って見えました。
寺崎貴宏
〈刺繍額 鞍馬天狗〉を鑑賞して、刺繍による立体感のある絵画に驚きました。
作品の迫力を感じ続けた美術展でした。
法子
作品を引きで見ることで、新たな発見があることに気づかされた。橋本雅邦筆の屏風絵の龍と虎との睨み合い。視線が交わっていることを先生の解説で知る。両者の一歩も引かない迫力が、迫りくる白い波と青竹のしなり、そして虎の足の爪に表れていた。次からは、作品に寄ったり引いたり、角度を変えて見る。生物の視線の先に何があるかを想像して見ていく。
寺崎貴宏
〈高輪邸の室内装飾〉のコーナーで作品や壁に掲示されている写真を見て、
戦前は西洋の文化を積極的かつバランス良く取り入れている様子が伺えました。
竜吾
先生はどのように美術館で鑑賞されるのか、に関心がありました。
作品を見た時に先生は、単なる説明ではなく、驚きや連想や新たな見方など、音声ガイドには無いコメントをされていました。
勉強と体験を重ねると、こういう見方・感じ方ができるのか、と目から鱗が落ちました。
このような鑑賞ができると、同行者も自分自身も楽しいと思います。より一層、勉強を続けたくなりました。