ナカタニズ・テーブル京都(18)
「京都の料亭での作法を学ぶ。/津田楼」
7月9日(日)
田中理香
中谷さん(こうお呼びして良いのかわかりませんが、親しみを込めてこのように呼ばせてください)、初めまして。私は普段は長崎に住んでいる田中理香と申します。講演の感想ではないのですが、早くアクション起こしたくてこのサイトから書かせて頂いていることをご了承ください。
今、私はニュージーランドのオークランドに2ヶ月間英語留学に来ております。元々公務員だったのですが、2019年に50歳で早期退職し、その年にもここに短期留学しました。コロナが落ち着いて、念願の2度目の留学中です。
今、オークランド図書館にいるのですが、日本語の本のコーナーで、中谷さんの「30代をどう生きるか」を見つけ、いま読み終わったところです。これまでも中谷さんの本はたくさん読ませていただいており、その度に自分を鼓舞できています。本当にありがとうございます。
54歳となった今、ちゃんと英語を身につけられるか不安な中、勉強のために図書館に来たのですが、こちらの本で元気づけられました。
若い留学生が多い中、恥を恐れず前を向いて明日もがんばろうと思えました。
中谷さんがこれからもずっと我々に元気を与えてくださることを願っております。この土地で、この本に巡り会えたことも何かの縁なのでしょうね。
南無陀
先生は、いつもより小さな声、低い声で話されました。
皆で、楽しくお話しながら、
食事ができました。
ふすま越しに「失礼します」と声をかけられると
先生は、
「はい」とニュートラルな声の大きさ、
少しテンションがあがった声で返事をされていました。
南無陀
小さな事で楽しい会食できるのだと思いました。
大きな声を出さないよう、習慣づけしたいと思います。
南無陀
お干菓子を持ち運びするとき、ふわぁっと優しく扱わないと壊れてしまうこともあると学びました。
吉川
お店に入る所から出る所まで緊張しっぱなしでした。
津田楼さんと中谷先生の美意識を学びました。
吉川
学んだ所作を、さっそく夕食で実践しました。
懐紙の使い方も訓練します。
法子
津田楼さんで強く感じたのは、細やかな配慮と色の美しさが随所に見られたことです。半田麺が小さな竹簾の上に乗り、氷で冷やされていました。麺の上には、緑のオクラとピンクの穂紫蘇が配され色鮮やかです。最後に頂いた器の中には、水羊羹3切れが段々に並べられ、その横にさくらんぼが2つありました。この配色の妙は、清水三年坂美術館で拝見した七宝「蝶図瓢形花瓶」の美しさに通じました。水羊羹の入った器の藍色と、並んだコーヒーカップの深い藍色が、リズミカルに響き合って見えました。
法子
津田楼さんのテーブル後、清水三年坂美術館に行くことを話すと、谷さんが笑顔で行き方を教えてくれました。ハルピンさんが、絵葉書と共に見どころを教えてくれました。おかげで、無事美術館に着けましたし、ポイントを外さずに観ることができました。未央ちゃんには、着物のことはいつでも相談に乗るよと声をかけていただきました。ゆうこりんには、後ろ姿でお店に導いてもらいました。吉川君の「へー」には、笑わせていただきました。久しぶりの大阪校参加で、少なからず緊張していましたが、皆様にやさしくしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
南無陀
ナプキンが用意されており、洋食をいただく様にナプキンを掛けていました。
僕は、口元が汚れると口に当てていました。
先生は、一度もそのような行為はされませんでした。
あのときは、お懐紙のほうがよかったと思います。
榊田未央
お店の方の所作が美しく、目が離せませんでした。設えやお料理だけでなく、目に入るもの全てが、美しかったです。津田楼さんの空気を、自分に染みこませたいと思いました。
榊田未央
ルールは本で学べるけど、マナーや所作の学びは、本では限界がある。そしてその学びには、疑問を言語化する必要がありました。「これは、これでいいのか?」と、自分の当たり前を、問う必要がある。自分の当たり前を問うために、お手本が必要なのだと気づきました。
法子
中谷先生の、会食の「場づくり」にこまやかな配慮を感じました。ひとつは、正座ではなく椅子に替えてくれたことです。津田楼さんの写真からと、「正座で足がしびれたら、自分の足でないと思えばいい」とセミナーで学んでいたことから正座を覚悟して参加しました。障子が開いた瞬間、みなさんが椅子に座っている姿を見て、ほっとしました。ひとつは冒頭、自分のミスにツッコミを入れてくれ、笑いに変えてくださったことです。先生は、こぼれ球を拾うように塾生ひとり一人に反応してくれました。ひとつは、和やかな場のなかにも、時々波のように押し寄せる緊張感をほどいてくださったことです。塾生に話をふりながら、笑みがこぼれる話をしてくれました。次回の課題は、天気に左右されない着物着用と、コンパクトに話すということがみつかりました。一歩ずつすすんでいきます。
榊田未央
頭でわかっているだけでは、器を大事に扱うという気持ちは、所作にはあらわれません。普段から大切な器を扱っていることが、所作に表れる。所作は、相手や物への想いが、形に現れたものでした。
桂子
三浦竹泉と竹軒を調べてみましたが,未だ深まりません。
コツコツ続けていくことですね。
祇園祭の七月に,祇園を訪問できたことは幸運です。
お料理の食材にきゅうりが無いことも確認できました。
タカハシ
京都に何があると言えば、例えば伝統あるお店のお座敷だ。
慣れないお座敷で物事がスムースに運ぶ筈も無く、粗相を重ねるために新幹線に乗る。
現地に行けば、短パンTシャツ姿の観光客がお店に並び、この日は雨だというのにお着物の方もいる。
こうした景色を東京や横浜では見ることができないので、俄然、刺激になる。
今回感じたのは、短パンTシャツ姿の観光客を見習うべきということ。
彼らは短パンTシャツ姿で、祇園のお店に上がるのだ。
後でお店の方に聞いたところ、お客様の半数は観光客で地元の方は少ないという。
祇園とはいえ、僕ら日本人が気後れしている場合ではなかったのだ。