ナカタニズ・テーブル名古屋(41)
「大人の空間と時間を、余裕で楽しめる人が愛される。/Blue’dge」
1月13日(土)
内田 秀典
お酒が飲めないから、ワインは作らない。
ではなくて、お酒が飲めないからノンアルコールを作る。
僕の思考は、やらない理由を見つけてやらないという事が分かりました。
出来る理由とします。
ピノノワールの苗を植えて、ノンアルコールワインを作ります。
茉莉花
新年最初のテーブルは、ミッドランドスクエア41階のBleu’dge(ブルーエッジ)さんから。席に案内されると目の前に名古屋の海が広がって、感激!今日は、初めて参加された朋美さんをいかに楽しませるかが課題かなと思い、朋美さんに景色が良く見える席に座ってもらいました。
薙刀をされるという朋美さんのお話から、先生に薙刀の動きを教えていただき、姿勢や体幹の筋力が大切なことを知りました。それは、テーブル上でも、ナイフとフォークの使い方にも共通していて、手先の器用さではなく、体幹の力が美しい所作にも関係しているとあらためて知ることができました。
茉莉花
アミューズ・ギュールのパテ・ド・カンパーニュには、ハートの形の可愛らしい葉が添えられていて、それがスナップエンドウの新芽“ピーテンドリル”と知りました。直径1.5cmの小さなパプリカ、そして塾で教えていただいたロマネスコなど、色とりどりの珍しい野菜に心が躍ります。知らない野菜の名前を知ることで、自分の世界が広がっていくのを感じました。
前菜は、『ディルサーモンとラディのエカイエ仕立てレモンコンフィを添えて』ラディ(radis)は、ラディッシュ、エカイエ(écailler)は“うろこを落とす”小さなラディッシュがサーモンの上に鱗のように並べられ、ビーツのピンクのソースとレモンコンフィの黄色のソースで彩られたお皿は、パウルクレーの絵画のようで、その美しさに感動!私が「食べるのがもったいない!」と言うと朋美さんが「食べないともっともったいないよ」とみんなでその美味しさを一緒に味わうことが歓びでした。
茉莉花
魚料理に添えられたブールブランソース(beurre blanc)は、魚料理の基本的なソースと教えていただきました。私は魚の切り方が下手で、みんなと食べるテンポがずれてしまい、先生にナイフの先で魚の身の分かれ目を感じることを教えていただきました。体幹の力で体の軸がぶれないようにすること、姿勢良く腕がゆったりと広がっていること、ナイフの先で感じること…洗練された美しさには、このようなことが大切と学びました。
フランス語を勉強している私のために先生が選んでくださったお店で、たくさんのフランス語を知り、ワクワクしました。帰宅してから早速辞書で調べると、たくさんの発見があり、うれしい学びとなりました。
茉莉花
初めて参加された朋美さんのお話を聞き、中谷先生に出逢った頃のことを思い出し、胸がいっぱいになりました。みんな中谷本を読んで先生と出逢い、こうして一緒に食事をして直接先生から学ばせていただけることは、本当に貴重な体験だとあらためて思いました。内田くんは、中谷塾に来るのに2年かかったと言ってたけど、勇気を出して最初の一歩を踏み出せば、世界が大きく変わると思いました。先生から『毎日種まき』の年賀状をいただき、日々小さなチャレンジを続けていこうと思います。
朋美
セミナーに参加したこともないのに、突然ご相伴にあがりました。
それにもかかわらず、中谷先生はもちろん、ハルピンさん、茉莉花さん、内田さんと、
大人の空間と時間を、余裕で楽しまれている皆さんに温かく迎えていただき、楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。
会の終盤において、私が「質問をすると、尋問のようになってしまう」と先生にご相談すると、
私が会の初めにハルピンさんへした「何かスポーツをされていますか」という質問を題材に
「ハルピンさんは剣道などされていそうですね」という質問の仕方を一案としてご指導くださいました。
そして、茉莉花さんから「想像を付加することで、質問者の内面をオープンにできるので、相手も答えやすいのでは」という
腹に落ちるアドバイスもいただきました。
また、私の食が細いのを内田さんが気にしてくださったのも、とても嬉しく思いました。
同時に、私自身はまだまだ自分が粗相をしないことばかりに気が向いて、周りの方への配慮が足りないことを実感しました。
その他ここには書き切れませんが、美味しい食事をいただくだけではない、新しい学びがたくさん詰まった2時間となりました。