北口榛花選手の「榛」の訓読み「ハシバミ」から、パティシエのお父様の世界観を想像していく過程が、味わい深かったです。くるみもアーモンドもある中で、なぜヘーゼルナッツなのか。神聖、守護樹、知恵、豊穣の意味が、ケルト文化にありました。名前に込めた愛を、感じました。

智春ちゃんは飛行機、卓也さんの自家用車で、台風の中、到着された姿を見た途端、熱いものが込み上げてきました。臨機応変力と実行力を、目の前で教えていただきました。さらに凄かったのは、爽やかな笑顔だったことです。自分の生ぬるさにも気づきました。即興力の授業が、何より刺さりました。

　甲子園力の「過去は切り捨てる」では、心のどこかに過去を引きずっている自分がいました。だから鎧をつけているんだと気付きました。もっと身軽になって素直になりたいです。

先生の作られた俳句を読んで、幼い頃の記憶がふわっとよみがえりました。忙しいなか、童謡を口ずさみながら背中をトントンして、私を寝かしつけてくれた母。自分はその心地よさの中でねむったふりをしていたこと。えもいわれぬ感情が17文字で呼び起されました。