NHK文化センター梅田教室
もしも中谷彰宏が「カラー版新国語便覧」を使って、国語の授業をしたら
11月4日(火)
浩衛
「本を読む」とは、内容を理解することで、受け身的にとらえていました。
著者の考えを素直に受け入れ、「では、自分はどう考えるのか」という、主体的な読書をします。
常に新しい本を読んで、自分の考え方をバージョンアップさせようと思います。
深掘りして、同じ映画や本を、様々な視点から何回でも、面白がろうと思います。
雅子
うーむ。
今まで私は、何を学んで来たんだろう。
文章の読み方が浅いということは、
他人の気持ちを浅くしか読み取れず、
また自分の考えも深掘りしていなかったことに
気付かされ
うーむ。
最近、本を読んでも内容が頭に入ってこないというか
字面ばかりを目で追っていたように思います。
ネットの活字ではなく、本の活字を読み
自分の思考を深める読み方を身に付けたいです。
そうすれば、ひとりの時間も自分との対話で、
また他人とのコミュニケーションも充実していくはずです。
雅子
刺さったのは、私は、
相手が伝えたいことの幹ではなく枝葉を受け取っていたのかも。
だから、話が展開せず、多岐に渡ってしまい、結局は相手の
伝えたいことから外れてボールを返していたんだと。
本質を捉えるテクニックを身に付けたい。
法子
米国で「一時停止をしなかった罰金が高いのではないか」と裁判所に行ったことを思い出しました。すると$101が$68になりました。米国のシステムと対比することで、「罰金の不服を申し立てることはできない」という自分の思い込みに気づきました。違う文化をもった人と接する時「そもそもの前提が違うかもしれない」という視点をもって話していきます。
法子
「自分だけの辞書を作ること」という言葉が刺さりました。「子育てとは」「育児とは」と問われて明快に答えられない自分がいました。辞書作りをしていきます。
葉志子
家庭の中で、本に出会うことはできるけれど
読み方は自分で勉強しなければならない、という言葉に揺さぶられた余震が今も続いています。
素直でありたい
自分の価値観抜きで聴きける自分でありたいです。
全てはA対Bの二極であるという読み方が、今まで読んできた本との出会い直しとなり
これから出会う物語とも新たな読み方ができます。
自分の中の曖昧な言葉に沢山気づき
曖昧であると伝わらないということを実感しました。
要約の言葉の意味も間違えていて、相手の一番言いたいことを受け取れるように
自分に言い聞かせました。
葉志子
国語は哲学
どうして心惹かれるのかが明確になりました。
何故、同じ本や映画、ドラマに、何度も読みたいのか
観たいのかも明確になり身も心も気持ちいいです。
犯人が、探偵や刑事に追い詰められていくのが切なくなる理由も優れた作品であるからこそ。
今の私の横で、子ども時代の私を含めあらゆる時代の私も一緒に、中谷先生の授業を胸いっぱいで聴いています。
胸痛む後悔を経験してきたからこそ、今、深く沁み込みます。
違和感や納得いかないことと向き合う勇気のなかった過去の私は、まさに奴隷でした。
国語を勉強しない恐ろしさを痛感し
知恵と体験と愛で道がついていくことは光です。
自分だけの辞書をアップデートし続けます。
思い込みを外し、且つもう一段深く見ていきます。
国語は本当に極上のカウンセリングです。
深く読んだり考えたりせずにはいられなかった子ども時代の自分を肯定し
その時の違和感や納得できないことを手放さなかったことも、
今回認めることができました。
凄い授業を日常や仕事に活かします。
榊田未央
後で便覧を読み直して、『理論』は普遍的なもの、『考え』は時代で変わるものと整理出来たのは大きいです。疑問は初期より、勉強が進むほどに生まれるもの。深掘りしないと、疑問にさえ到達出来ないのだと思いました。
榊田未央
深掘りの定義を、自分なりに考えてみました。今出会った物事の、知らないことや疑問を、新たに調べたり考えたりすること。なんとなく調べたことではなく、「これどうなってるの?」「これってどういうこと?」という感情がベースにあり、まず最初にそこまで到達すること。そこからが、本当の深掘りのスタートではないかと思いました。
榊田未央
誰かに説明するとき、正しい名称で、分かりやすく伝えることが大切です。深掘りをして曖昧をなくすこと、シンプルに理解することは、自分のためだけではなく他者のためでもあるのだと思いました。





