金運塾(60)
「バケツの穴を埋める7つの方法」
2月18日(土)
飯岡 啓朗
「みんながいる所に行かない」
明石の群衆雪崩の話が面白かった。
やはりみんなと同じことはすべきでない。
努力は努力でも,人と同じ努力では報われないと思っている。
中原中也の詩に,『正午 丸ビル風景』という詩があって,
「ああ十二時のサイレンだ,サイレンだサイレンだ
ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ,出てくるわ出てくるわ
月給取の午休み,ぶらりぶらりと手を振って・・・ 」
毎日単調な仕事をしているサラリーマンを哀れむかのようである。
彼らは絶対報われないと中也も思ったのだろう。
何かの有名な本に書いてあったけど,やはり“一般大衆は常に間違っている”のだ。
飯岡 啓朗
「頼まれたこと=逃げ遅れたこと」
私はみんなが嫌がって逃げるような仕事で成功するというのもいいと思う。
アメリカのバスケのNBAに,昔,デニスロッドマンという選手がいた。
彼は,シュートが全然入らない上に,素行不良で,度々大乱闘を起こす。
しかし,なぜかNBA最強チームのシカゴブルズの先発出場なのである。
それは彼がリバウンドを取るのが上手だったからである。
リバウンドとは,シュートが外れてリングにはじかれたボールを拾うことである。
要するに,玉拾いである。
バスケットで,こんなにつまらなく,嫌な仕事はない。
誰だってマイケルジョーダンのように華麗にシュートを決めたいだろう。
でも,リバウンドが彼がチームに対して唯一貢献できることだったのだ。
私は,ロッドマンのようなスパースターもいいと思う。
だから,中谷先生の話を聞いたときロッドマンのことが思い浮かんだ。
今でもバスケには「リバウンドを制する者は,ゲームを制す」という格言がある。
灯香
いつも、できないことばかりなので、ボスからは、使えないって思われて、がっかりさせているのだろうなと思っていました。
でも、できることではなく、やろうとしていることが大切と教えていただけたので、とても助かりました。
仕事だけではなく、勉強に関しても、そういう姿勢で、できるではなく、勉強していることが大切と考えたら、続けられると思いました。