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映画塾(44)
「雑を抜け出す7つの方法」

3月26日(日)

灯香

私にとって、映画という世界には、中谷先生の存在が必要です。
映画と私の間には、先生がいてほしい。
もし、先生の存在がなくなったら、映画を観たり、絵を観たり、今以上にするだろうかと考えてみる。
映画に限らず、特別な人から指し示された世界というのは、私にとって実はとても大切な世界のような気がします。
最初から1人でも楽しめる世界と、面白いとは感じつつも、深めるにあたって、第3者を必要とする世界が、私にはあります。
誰かがいなければ勉強しないなんて、そんなに好きではないのじゃないかと正直少し戸惑いますが、でも実は今ワクワクしているのは、第3者を必要とする勉強の世界です。1人だけではきっと続けないだろう世界です。
その人に憧れるのか、その世界に憧れるのか、何だか自分でもよくわかりません。
私を創るのは、私ではなく、出会った人なのだ、もともと自分の中にあるものなんて、小さなものでしかないと思います。

灯香

今までの自分よりも、上の世界へ上がるための服装というものに、興味があります。
住む世界が変わったから、服装が変わるのではなく、服装を変えたから、世界が変わるのだと思う。
もっと、上がある、もっと、洗練しなくてはいけないと感じます。
私にとっての変身とは、キャラクターチェンジではなく、階層が変わることです。
洋服というのは、私を返信させてくれるとても強力なツールで、ドレスを着たり、着物を着たり、ジャケットを着たり、どれか1つではなく、それぞれが影響しあって伸びていってくれるような気がします。

灯香

どう変身したいかどいうビジョンの大切さ。外見・内面含めた自分の理想が整ってからでないと、ただキレイになりたい、変わりたいでは上手くいかないというのは、よくわかります。
その、自分の理想を整えるためにも、あらゆる勉強・体験というものが必要で、私にとっては、理想でさえ、たくさんの試行錯誤の中から生まれてくる、見えてくるものです。
自分を知っている大人の女性は、魅力的だと思います。
何か1点、見えている理想があれば、逆にいろいろな事を受け入れられるのかとも思いました。

灯香

幼いときの親友は、ずっと親友として存在しますし、本当の意味で、大人になってから出会った人とは、一生の関係になると思う。
子供の世界も、本当の大人の世界も、どちらも真剣ですし、共通点の多さに驚きました。
大人の独りの世界から、本当の大人になって、みんなの存在が必要な世界へ、また戻るのだなと考えました。

灯香

本人さえ気づいていない、潜在的な欲求を提示するということは、まさにアルケミストだと思いました。
指し示された世界は、荒唐無稽なものではなく、なんとなく惹かれて子供の頃に周辺をうろついていたような、でもどこかで忘れてしまっていた世界だなと感じます。
埋もれていた私の願望にヒットして、そして先生と一緒に磨き出す、変化学は共同作業だと思いました。

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