先生の何をインストールしたいか、を考えることで自分がこの時間を通じて何を吸収したいのか。どうなりたいのかを考えるきっかけとなりました。過去にあった出来事を人にうまく伝える方法を得たい、と思っていましたが、そのためにはどのような自分なりの言葉を持つか、自分なりの体験を増やすのか、という視点も大事だなと気がつきました。テクニックに走らず、自分なりの道を探していきます。

仕事で初めて富士山に登ることになったのだけれど、必要なものがわからなくて、どこで調べれば良いのかという、桂子さんの問いに対する、先生の、「1回登ってしまえば。」という即答を聞いて、スコンと脳に穴が開いたような気分でした。気持ち良かったです。
確かに、登れば必要なものはわかるでしょう。
大和屋シャツ店のお話にしろ、事前に頭でいろいろ考えるより、行ってしまったほうが早い、物事はその場その場、身体に頭がついていかせたほうが良いのだな。と思いました。
私もいつも、損したくない・失敗したくない、あるいはお金・時間の省エネ的発想で、できるだけ事前に調べていました。
今後は、気になったものは、調べたくなる癖をぐっとこらえて、手帳に「行く」と書いてしまおうと決めました。

お金がないときから、お金ではなく仕事を追いかけるって、大変なことですよね。と思いました。
以前教えていただいた、お金がないときから、1流の先生に習うことも、同様です。
仕事と、習い事、2つに共通しているのは、自分の方向性というか、道というか、「私は、これ。」という絞り込んだ自分です。
お金で、目に見える外側を満たすより、ぐっとこらえて、内面を貫かなくてはいけないときが、あるのだろうなと思う。
先生はいつも笑いながら楽しく教えてくださるから、簡単なことのように聞こえますけれど、私には難しいことばかりです。

失敗や凹み、感情的に嫌な経験を、学びとか、体験の蓄積というようにプラスに捉えることができません。
私は間違えてしまったのだなと思うし、何か汚れた汚いものが、私の中に入ってしまったような気持ちになります。
でも、それが嫌だから、排除しようとして、イラついて、逆に染まってしまっていたようにも思う。
そんなに拒否反応起こさずに、嫌なことではあるけれど、なんとか経験として飲みこもうと、自分から受け入れようとしたほうが、少々苦しいけれど、穏やかではいられるかな。と初めて気が付きました。