大阪校・教養塾(15)
「芸術を愛する人と出会える7つの方法」
2月24日(土)
愛
先生にひな人形を頂いたようでした。
一つ一つ解説をしてくれながら進める授業は、お雛様を一緒に飾っているようです。
お話ながらお雛様を飾るときって、至福の時間。
女の子へのプレゼントをこんな風にしてくれるのが、好きです。
教養あるとこんなプレゼントが出来るのですね。
朋子
名詞を覚える重要性を、中谷塾で知りました。
復習で、名詞を頼りに調べると、次々と関連する出来事が浮かび上がります。
「あ、そうか!」の作り方も、教わりました。
寛永文化のお話は、「あー!そうなんだー!」と叫びたくなるほど、感動しました。
美術史の本を読んでも、こんな風に説明してくれません。
中谷塾だけの、特別な授業です。
全く知らない世界が目の前に開けて、鳥肌が立ちます。
江戸時代の寛永から明治時代の半ばまで、なぜか柿本人麻呂の絵が多いと思ったら、そうだったのですね。
明治の名士は和歌を詠んでいます。
漢詩じゃないんだと、これまで不思議でした。
天皇家と将軍家が対立せずに、婚姻関係で均衡を保っていたことも、そういえば五摂家から将軍家へ降嫁させていたなあと、繋がりました。
松花堂弁当も、お茶事に使われているのは、そういう理由だったのだと、クリアになりました。
教養がないと、せっかく素晴らしい文化が身近にあるのに、霧の中で生きているのと同じなのですね。
もっと勉強します。
益々面白くなってきました。
朋子
若い頃、教養を学ぶのが好きでした。
ですが、それだけでは食べていけないとの思いから、教養を深める努力をやめてしまいました。
今になって「まだ中途半端なだけだったんだ。行き着くところまで行けばよかった」と反省しています。
普段の生活の中で、美しい童謡のレコードをかけてくれていた母に、感謝します。
左近の桜、右近の橘も、五摂家のことも、勉強好きの母が、生活の中で、語ってくれたことです。
耳学問で、自然と覚えていました。
中谷塾で同じことしています。
出席し続けることで、気がついたら、教養の大切さを理解できるようになっていました。
先生のお話を聞きながら、やりたいことを見つけて、人生が変わってきました。
すごい。
愛
先生の授業を受けられる、うれしさ。
塾の皆さんがいてくれる、ありがたさ。
先生が塾生が迷子にならないように、塾生に合わせて、様々な例題を使ってくれる。
膨大な予習と、その場での組み立て。お弁当から広がる世界、凄かったです。
先生はいったい何回ご自分の中で授業をされているのだろう。胸に迫ります。
ついて行くのが必死の一日でした。
朋子
これまで、芸術系の人が知っている美術の世界を見てきました。
ですが、先生の美術の世界を知って、生まれ変わりました。
専門家の見ている世界が正解ではないと、体験しました。
お話を聞きながら、見知らぬ場所を旅しています。
これまで、たった1つの世界しか、見えていませんでした。
中谷塾で学ぶまで、それが正解だと、勘違していました。
最高の正解は1つで、それさえ知ればいいと。
専門家病です。
美術を360度で見ることは、まだ勉強不足で出来ません。
美術以外の世界を知らないと、歯が立ちません。
まだ見えていない世界の素晴らしさを思うと、少し焦ります。
あと何年、何時間、何分、この世界を知る喜びを得られるのだろうと考えたら、これからの生き方も見えてきました。
美術史を教わりつつ、生き方まで教えていただきました。
朋子
今日の妄想日記が、寛永時代の学習の、補助になりました。
書の書き方は、集中力が凝縮されています。
絵の描き方は、絵の具が乾くのを待つので、集中が途切れないように、分散させます。
ただし、狩野探幽や長谷川等伯のような、余白の美を表現するときは別です。
余白が主役、心で余白を描くイメージです。
余白の表現が甘くならないように、集中します。
初期の狩野派の様式よりも、緊張度が高くなります。
なるほど、それで書と絵画の融合が始まるのか…。
寛永時代、面白すぎる!
この面白さが分かるのも、ワークショップの書道塾を体験した、お陰です。
目の前で、先生の筆使いを拝見したので、書に対して、理解が深くなりました。
これから、どんな受け方がいいのか、思案中です。
YUKA
「教養は、遠ざけの理論、排他的」に妙に納得しました。引き寄せることばかりがいいことではないですし、遠ざけられないためにも自分を守る術として、教養を身につけることに集中します。
榊田未央
幼いころから馴染んできた、ピアノも書道も絵画も、正直座学が嫌いでした。
好き嫌いで選んで、好きなものだけ見て、好きに感じて、何が悪いの?
というような感じです。
でも、今ならわかります。圧倒的にもったいない。
やっと、スタート地点です。
週末に見た展覧会、そして大河ドラマさえも、いままでとは全く違った世界でした。
文化は、いつもすぐそばに存在してくれていたのに、素通りしてました。
何もない自分に今できることは、ゼロである現実を素直に受け止め、一生かけて学び続ける
覚悟を決めることだと思いました。
教養の世界へ飛び込む、覚悟さえ足りていませんでした。
由紀
「お花をあげましょ 桃の花~♪」
三越のエントランスのお花たちが、歌っています。
ピンクの桃&スイトピー&チューリップ。
黄色のミモザと『美』の饗宴です。
ちょっと切ないメロディーも、今日は、ちょっと違って聞こえます。
「もうすぐ 楽しいひな祭り~♪」
いつもありがとうございます。