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大阪校・美学塾(4)
「普段の生活が美しくなる7つの方法」

3月10日(土)

朋子

坂茂氏の建築に感動しました。
バックミンスター・フラーの『宇宙船地球号』を読んでから、建築家という職業は、哲学者がなるのだとリスペクトしていました。
でもつい目につくのは、モニュメンタルな建築が多かったです。
鉄筋と紙の建築との対比のお話に、目からウロコでした。
復習しながら、坂茂氏のTEDのトークを見つけました。
面白い!
お会いできたときに、これからの美術館建築についても、ぜひお話を聞いてみたいです。
私が生まれて初めて、自分で買った絵も、ルノアールでした。
中学生の時に、画材店で《ピアノに寄る少女たち》の複製を見つけ、4,000円で買いました。
中学生には大金で、ドキドキしながら買った後、画材店を出ようとしたら、《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢》の絵を見つけました。
あまりに素晴らしくて、「これ欲しい!」と値札を見たら、12,000円でした…。
金色に波打つ髪が、光に反射したようにボヤけていて、物憂げな顔が、浮き上がっていました。
傑作です。
部屋に飾った《ピアノに寄る少女たち》は、妹とピアノを弾いていた思い出と結びついています。
イレーヌが娘の面影を絵の中に見て、3年で絵を手放してしまった気持ちも、分かります。
ナチスが略奪した芸術品の返却もそうですが、イギリスも、フランスも、過去の戦争によって略奪したものを返還するようにと、ギリシャやエジプトから要請を受けています。
どうなるのか、ドキドキします。
芸術品が動くときは、そこに必ず物語があるので、いつまでも魅了され続けてしまいます。
棟方志功と柳宗悦との出会いは鳥肌モノでした。
しかも河井寛次郎と!
ああ、もう、想像するだけで呼吸困難になる程、すごい!
京都の「鍵善良房」は、河井寛次郎の陶器をコレクションしていて、店先に、ごく普通に飾ってあります。
ここで「河井寛次郎、素晴らしいですね」と言えると、お店の方の対応が変わります。
一流塾につながっています。

朋子

将棋盤のマス目が、日本刀で引いてあるとは!
幼稚園から、祖父に将棋を習っていました。
小学生になって、将棋部に入った時に、自分専用の将棋盤と駒をもらいました。
ですが、「おじいちゃんのと違う〜」とゴネました。
木の艶や、文字の雰囲気が、子供心にも安っぽく見えたのです。
そら違うわなあ…。
勉強して納得しました。
将棋盤も駒も、上のクラスは芸術品なのですね。
富豪の方でも、将棋好きの方が結構いらして、対局はしなくても、親しくなるキッカケになりました。
時々コンピューター対戦で遊びますが、やはりパチン、パチンと響く音がいいなと思います。

朋子

ラファエロ前派のミューズ・シダルを調べました。
画家でもあったのですね。
テイト・ブリテンには、美女の絵画が多くありますが、やはりシダルが美しいです。
画家たちと過ごしていると、恋愛の取った取られたは、当たり前です。
女性も、1人の画家を魅了する力があれば、ほかの画家にも当然モテます。
シダルが阿片に溺れたのは、恋愛でクヨクヨしたというよりも、自分の画家としての創造力を失ってしまったことに、絶望したのかもしれません。
画家ならば、描かれるよりも、描くほうが幸せでしょう。
ロダンの恋人、彫刻家のカミーユ・クローデルもそうでしたから。
しかしラファエロ前派の絵は、なんとなく不気味です。
廃墟ブームの頃だったのかな?
また調べます!
科学の方法で時間を作り、今日は存分に復習しました。
復習で学習の定着率が変わることを発見しました。
先生のノートを、参考にさせていただきます。
日本画家は、芸術院会員、文化功労賞、文化勲章コースを目指すのが一般で、私はまだ旧体制にドップリです。
せっかく美学塾にいるのに!
どんどんキャパを広げて、面白い仕事をしていきます。

エミ

イレーヌ嬢に会い国立美術館に行ったついでに、サントリー美術館に立ち寄りました。授業で習ったばかりの松花堂昭乗の文人画や五島美術館、根津美術館からの茶器も沢山展示されていました。鳥肌がたちました。勉強すると格段に出会いが増えることを実感しました。

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