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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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映画塾(57)
「映画を通して自己研修する7つの方法」

4月29日(日)

黒岩 寛史

新感染、ソウルステーションを観ました。
ヒーローなし、活躍なし、人間ドラマなし、解決なし、こういう映画が感動ものよりも実際に脳裏に残るような気がします。

灯香

特典映像の、監督インタビューを観るのが、楽しみです。
微妙な色の違いや、見るべき描写など、普段の私が見逃してしまいそうなところを、きちんと見たい。
畳にめりこんだチョコレートの映像は、まるで私がそこにいたかのように、鮮やかに脳裏に焼き付いています。
私にとって、そのシーンが一番リアルでした。
そのような、つい忘れてしまいそうな些細な現実を、きちんと描写するというのは、すごいなと思いました。
日常に対する注意深さなのでしょうか。
毎日の自分の暮らしを大切にしないと、何かを作るなんてことはできないのだと気が付きました。

灯香

物語が1000年前とクロスするのが、面白いです。
歴史を勉強していて思うことは、私は流れの中にいるのだということです。
今まで、現在の日本に住んでいる存在としてしか、自分を捉えていませんでした。
でもそうではなくて、古代から続く世界の流れ、日本の流れ、大小さまざまな流れがあり、その結果今の私がいて、そして流れはこの先も続いてゆく、私はその流れの途中経過に過ぎないのだな。と感じるようになりました。
1000年前と私は、決して無関係ではありません。
そう思えば、映画のように、歴史上の姫と現代の私がクロスするということも、感覚的にはありえると思いました。

飯岡 啓朗

 失礼だが,中谷先生が映画塾で話す映画を家で見てみると,期待するほど面白くなかったりする。
 なぜかというと,映画の本編より中谷先生が話す映画の描写の方が面白いからである。
 あと,中谷先生が話していたシーンやセリフが実際にはなかったりするのだが,最近では慣れた。
 しかし,中谷先生が話していた,本当は存在しないこのシーンがあったほうがこの映画の完成度は高くなるのではといつも思う。
 きっと中谷先生は自分が監督だったら,ここはもっとこうすると考えているのだろう。
 こうなったら,脚本と監督は一層のこと中谷先生がやったほうがいいのではないかと思う。
 先日も,伝説の雑誌『写真時代』の編集長だった末井昭さんの『素敵なダイナマイトスキャンダル』(R15指定)という映画を観に行った。
 末井さんのお母さんは,ダイナマイトで自殺している。
 予告編で「芸術は爆発だと誰かが言ったが,僕の場合,お母さんが爆発しました」と言っていた。
 「なんじゃそりゃ」と思い,気になって気になってテアトル新宿まで観にいた。
 なんと,観客は私一人だった。
 観終わった後に思ったのだが,この映画は大ヒットしないこと間違いない。
 でも私は,こういうB級映画の方が好きである。
 だから中谷塾の映画塾はすごく面白い。
 
 

灯香

面白くないし感動もない映画は、何のためにあるのでしょう。
現実をそのまま描くのだとしたら、現実を見ていればよく、映画の意味はどこにあるのかなと考えました。
でももしかしたら、私には私のことがよくわからないように、自分がいる世界を客観的にちゃんと見るというのは、意外と難しいものなのかもしれない。、
それならば最後良い気分にさせて観てよかったねで終わるより、何これと思いつつ、現実の自分を考えるきっかけになればそれはそれで良いのかな、でも良い気分にはならないですし、眠る前には観たくないと、やはり逃げ腰です。

いづみ

 映画塾の受講は今回2回目です。
 私が最初に受講したのは去年の12月。受講後…あまり映画見ないし、何の予習をすれば良いかもわからないので「映画塾だけは受講を辞めよう」と思っていたのですが、今回、時間的に3コマまとめて受講可能な機会だったので何となく参加しました。
 受講後の帰り道。車を運転しながら気づきました。今日、何となく映画塾を受講する気になった理由が。私がすっかり無くしてしまった「共感力」を映画は取り戻してくれる ということに気づくためだった、と。
 
 今回お話頂いた3本目の映画「マイマイ新子と千年の魔法」の話を聞きながら…登場する子供たち一人一人に完全に同化してました。共感度マックスです。新子ちゃんになりきり、キイコちゃんになりきり、しげる君になりきり…。そして、子供の頃の私になってました。
 マイマイ新子…の構成は千年前と現代(昭和30年代)との対比ですが、私は私自身の小学生時代にタイムスリップしていました。子供目線で大人を、お友達を、そして北海道の大自然を思い出していました。純粋無垢で何も考えておらず、お転婆でじゃじゃ馬だった私に戻ってました。

 シゲル君がキイコちゃんの色鉛筆を取り上げ、ガリガリ塗って削って…。あ、それ私が小学校一年生の時、クレヨンでやりました。おかげさまで、数年間、同級生は私に文房具を貸してくれなくなりました(笑)
 キイコちゃんは見栄えを良くするために 金魚に香水一式入れて、金魚を死なせてしまいました。
 私が小学校3年生の頃、見栄えを良くするためにと電柱に張ってある北海道知事の選挙ポスターを半分破いて見やすくしたら、選挙管理委員会から学校に通報されました(犯人、私だとバレず。) 
 さらに、見栄えの悪いトイレをキレイにしようと思い、新しい体育館にできた「水洗トイレ」にゴミやら何やらを流しまくって詰まらせてしまい、用務員のおじさんがマジキレして犯人さがしを始めました。一緒に居た女の子が担任の先生に「犯人はいづみちゃんです」と告げ口していたのですが、先生が私をなぜか庇ってくれた…など。
 良かれと思って意味不明な行動をするのは子供の特権。大人の事情で切ない思いをしたり、不条理の本質に触れる機会があるのも子供時代。そして、関わる相手の立場に同化して喜怒哀楽できたのも子供時代たっだと思います。

 そして、マイマイ新子…のエピローグに入ると、私の脳内で洋楽が流れ始めました。
 ケルティック・ウーマンの「You raise me up」です。 歌詞の「you」を私の感性で解釈すると、特定の誰かと言うよりも、子供時代から今まで 自分が関わったすべての人たち、そして出来事や経験などなど、あらゆる人や生き物すべてです。 あえて特定の誰か?とするならば、「自身の魂に宿る神仏」…でしょうか?
 いくつになっても子供の頃の思い出は色褪せません。その理由は、もしかしたら、純粋無垢な時期に持っていた共感力かも?って思いました。
 映画の楽しみ方って方法論はたくさんあると思うし、映画を製作している人の技術や思考に触れることも無限の醍醐味だと思います。それに加え、今回の映画塾では映画の更なる魅力を発見しました。共感力を高められる。相手に同化できる。映画にはこんな素敵な力もあるんですね♪ 映画塾、また参加します。素敵なゴールデンウイークでした。ありがとうございました。
 
 You Raise me up     song by Celtic Woman  

When I am down and oh my soul so weary   ひどく落ち込み憔悴しきっているとき
When troubles come and my heart burdened be  困難に遭遇し、心が重苦しいとき
Then I am still and wait here in the silence  私はひたすら黙り(自己流意訳)静寂を保つの 
Until you come and sit awhile with me  
あなたはいつでも傍に来て隣に居てくれていることに 気づくまで(自己流意訳)
You raise me up so I can stand on mountain 
あなたが背中を押してくれるから 私は自分の人生を自分らしく歩んでいける(山頂に立てるの意訳)
You raise me up to walk on stormy seas 
あなたが背中を押してくれるから どんな困難も克服できる(激しい大海原を歩むの意訳)
I am strong when I am on your shoulders  あなたの支えが私を強くしてくれる
You raise me up to more than I can be そして 今よりも強くなれる

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