大人の遠足塾(51)
「美と文化の殿堂・デパートに学ぶ。/日本橋三越VS高島屋編」
8月4日(土)
灯香
今までの遠足塾とは、違う空気感でした。
それはきっと、デパートという場所のせいだと思います。
私にとってデパートは、1人もしくは家族や親戚と行く場所です。
公共の場でありながら、なんとなくプライベートな領域なのです。
そこに先生や皆といることが、なんとなく不思議で、嬉しかったです。
灯香
最近、ゆっくりとデパートを見て回るということが、無くなっていました。
買うものを買ったら、すぐ帰るばかりでした。
でも今回教えていただいたように、建築を見て内装をみて、お店のロゴ、包装紙も楽しんで、そんなこだわり満載の美術館のような建物の中で、日常の食品やお化粧品などお買い物して遊ぶことができる。
私が、通常のパタパタ余裕なく過ごしている、自分の意識を変えるだけで、心豊かに過ごすことは可能なのだと気が付きました。
灯香
デパートのレストラン、あの雰囲気も、独特で楽しかったな。と思い出しています。
日本橋のデパートの中でないと、味わえない雰囲気だと思います。
広い店内なのに騒々しくなく落ち着いていて、淡いラベンダー色のテーブルクロス、1輪の花、ミルクやシロップが乗るピカピカに磨かれた銀のトレイ、そんな中に先生が座り、皆が座っていて、その全てから醸し出される雰囲気を味わって楽しみました。
私が無意識に判断している好きも嫌いも、すべては対象の全体から感じる雰囲気によるのだと気が付きました。
だから、どこが好きなのと聞かれても、理由なんてないけれど、なんか好きという答えになる。
理由はちゃんとありました。小さなところの集まりだから、一言では表せないだけでした。
どこか1点だけ頑張ってもいけないな、小さな部分の集大成としての、私の雰囲気を上げていかなくちゃとお勉強いたしました。
灯香
日本橋は何だか違うな。と感じました。
デパートに行くなら、いつもは銀座に行ってしまう。
でもこれからは、1回銀座線に乗り換えても、日本橋まで行ってみようと思いました。
灯香
今まで何かを創るというと、自分の中にあるものを形にして、外に出すような気がしていました。
自分100%です。
でも、どちらが好き、どちらが嫌いではなく、両方から良い部分を学ぶことが大切ということは、自分はほんの少しでよいのだ、そのほうが逆にクリエイティブなのだと気が付きました。