日本庭園の道は、迷い、曲がり、上り下りしながら、
人生を歩むがごとく歩くのが醍醐味。
(【大人の遠足塾】三渓園編・前編)
2019年03月09日(土)
親愛なる君に
3月の日曜【大人の遠足塾】は、
横浜の名勝・三渓園でした。
セミナーのない日曜日開催になったら、
前から行こうと計画していました。
室町時代の三重塔、原三渓が文化人交流をした鶴翔閣、
紀州徳川家初代頼宣の臨春閣、
秀吉が母親の長寿を祝って建てた寿塔、
家光の乳母、春日局の聴秋閣、
有楽斎作の茶室・春草廬など、
重要文化財10棟、横浜市指定有形文化財3棟を数える。
建物の移築だけでなく、風景ごと移築されているのが素晴らしい。
白川郷の旧矢箆原家住宅では、三渓園内の木の薪で、
1年中、囲炉裏を焚いて、茅葺きを虫から守っています。
「2階も」と、青森の彰子ちゃんが、
我が家のように案内してくれて上がると、想像以上の広さでした。
生活の道具までも、移築されていました。
庭園を回る時は、決めすぎず、かといって、
大まかなコースを決めておくのが通の歩き方。
これは、場数を踏むと、直感的に分かるようになる。
正門から、反時計回りに歩くのがいい。
彰宏より
P.S.
日本庭園の醍醐味は、道が曲がりくねっているところ。
ところどころ、二股に分かれている。
アップダウンもある。
すなわち、庭の道が、人生そのものだ。
明日の【中谷彰宏レター】は、雨の楽しみ方。