大阪校・教養塾(35)
「分析してさらに鑑賞ができる7つの方法」
10月26日(土)
咲子
アルプスの少女ハイジは、素朴なアニメの印象でしたが、あれをリアルタイムで見て過ごせたのは、とても贅沢な子供時代だと思いました。
魔法もなく、動物はしゃべらず、無理な展開もなく、説教じみたセリフや、余分な解説もなかったけれど
子供は全部感覚で、美味しさや、美しさや、心地よさ、微妙な人間関係まで、敏感に感じ取れていたと思います。
夏に阪急百貨店でのハイジ展に、行きました。
勉強したり、興味を持って見つめなおすことで、何でもない過去の記憶を肯定することもできます。
高畑さん他、実際はお会いしていない昔の方からも、何だか愛情をもって育ててもらったような、不思議な気持ちがしました。
しまぴょん
もう25年位経つだろうか、鞍馬の火祭りで山本寛斎さんを見た。叡山電鉄を降りた前の広場。
全身黒づくめのウエスタン、ロン毛のウェービー。その場にいた女子全員妊娠するわって
位のフェロモンだった。あんな人見たことない。バンちゃん(アントニオ・バンデラス)
みたく甘くない。壮絶セクシー。語ったわけでもなく、ランウェイでもない。
吉野山蔵王堂の奉納で片岡仁左衛門さんを見たとき、屋外特設舞台に出た瞬間、
空気が凍るというか鮮烈な閃光が走るのが見えた。その後も連獅子を幼いお孫さんと舞われたが
お孫さんも負けてなかった。凄かった。遠かったのに。
ソウルのカルスキルで目の前でつまずきかけた男性は、西洋人でおそらくモデル。ランクは高いと思う。
若くなく渋くてお洒落で美貌の持ち主だったが、前出のお2人までの色気は感じなかった。
格好いい、男前はいるけど、色気というのか惹かれるフェロモンは人それぞれ違う。
妖艶な人、清潔感から立ち上る人もいて、遺伝子の遠いところとかというけどそうなのか。
周りが何もなくなって浮き上がって見えた人は般ピーだった。中身も凄かった。清潔感からの色気。
目で追ってしまう。絶対格好いい。最高やん。本気でこの人凄いって思った人が一般人やったなんて。
相手を見て自分の中の要素に気付けるかとういうこと。自分にないものは見えない。気付けないからだ。
目の前の人が教えてくれる。今、キーになるのは庶民だと、私は本気で思っている。
パッポン吉川
東京校で美意識(楽器)を受けたときは、音楽関係の教養のなさと勉強量の多さにどうしようかと思った。
大阪校で美意識(楽器)を再度受け、まずは基本を押さえることが先決であることに気づき、やるべきことが絞られた。超基本的なところから勉強したい。
あと、ホップさんの余裕と冴えた回答がカッコ良かった。
しまぴょん
ナイスな『トトロの墓』。トトロがフランダースの犬のラストみたく、節子を天国へつれていって、それを見たお兄ちゃんが安堵する。そこへ猫バスがやってきて、『Stop!妄想』。となりの墓では浮かばない。
お盆の水屋の棚に、母の字で孫の名前の書かれたシールが貼られたサクマドロップが、5つ鎮座ましましていた。シュールすぎる。あの子らわかんのかいな。上は関ジャニゆうてんで。
母は「伝えなあかんねん。」と言って甥達に渡し、姪達に渡し損ねていた。無論説明などない。
そんな母の一途なところが、年をとると愛おしい、ひと夏の思い出。
榊田未央
「名刺を渡す、”良いタイミング”などやってこない」
プライベートで名刺を渡す習慣がなく、名鉄百貨店さんでせっかく売り場の方とお話できたのに、名刺を渡しそびれてしまいました。
そのことを、”タイミングがなかった”、”タイミングを逃した”と、言い訳してました。
次からは、出会った最初でしか渡せないと覚悟して、渡す練習をします。
咲子
瓦を1枚1枚塗り分けるということと、余計な装飾はいらないということがセット。
名言や、虫食い路線図を、今の自分の都合の良いように借りてきても、ダメだな。
と思いました。
学ぶとき、小学校の暗記のように、そのまま頭に入れようとしている自分がいました。
体験があって、勉強があって、人とのつながりがあってはじめて
名言や、虫食い路線図が世に出ているから、
全くの初めましてより、体験していて、勉強していて、会話がある人が楽しめるのは、
当たり前だと思いました。。
それでも塾にいると、楽しみの入り口は、平等な気がします。
なんか、ありがたすぎるというか、恐い気もしました。
ホップ大王
【当たり前に使っている漢字がいろいろな言葉に変化して重要だ。】
4コマ通して今回の漢字問題のキーワードは『御』だった。
復習前に漢和辞典を引いてみてビックリした。
6ページにわたって『御』のつく言葉と意味が書かれている。
その中に漢字問題に出題された言葉がずらりと紹介されている。
先ずは漢字問題の言葉と漢和辞典を照らし合わせてノートにまとめる。
漢字問題以外の言葉もこの機会に整理しておこう。
当たり前に使っている言葉だからこそ漢和辞典で調べていく必要がありますね。
『御』の右斜め横のページに「欅(けやき)」という漢字がが目に飛び込んできて
懐かしく過去の問題を思い出して漢字の練習をしてしまった。
お久しぶりの漢字にであえるのも漢和辞典を引いたからですね。
しまぴょん
正倉院展に行った。奈良公園から人があふれていて、イベントもしていたからだが
こんなに多い人を見たのは初めて。えげつないチケットの列、事前入手必。
もってたのですぐ入れた。記念切手でしか見たことがなかった金銀平文琴、イメージが全く違い美しく小さかった。
紫檀金鈿柄香炉は美しいまま。教科書100%掲載、鳥毛立女屏風が何枚もあると思ってなかった。
御即位記念で礼服御冠残欠が展示されていた。冠のバラバラになってしまったパーツ。どんだけの部品でできてるの?
2つの形の組み合わせで被る不思議な形。なんでこんなことに。保存責任者はお咎め、、、。即位の時に何かあったのでは。『Stop!妄想』継承・保存するって大変。宝物9千あるって。
冕冠(べんかん・上から垂れ下がる東アジア漢字文化圏の冠・中国は清以前)のような樹木冠のような不思議な形。
アジアだけど新羅の冠はローマ型の樹木冠に糸魚川の翡翠。冠って当時の文化交流や国のルーツがしのばれて興味深い。
しまぴょん
正倉院展の帰り興福寺へ。阿修羅・BIG4・十二神将・山田寺仏頭も、盛りだくさんだが今回の狙いは、
南円堂(康慶)と北円堂(運慶)特別公開。南円堂の不空羂索観音菩薩さま『好きです。光背の細やかさもとっても素敵です。』北円堂で、無著・世親菩薩さま。『こちらがご自宅でしたか。こんにちわ。授業で習ったんです。』と挨拶をしていたら、おじいさんと肩がぶつかって「すいません。」というと返事が放屁。えっ今!。どんだけ身をゆだねてんねん。お堂に響き、おじいさんはおばあさんと外へ。心なしか人が離れた気がした。声を大にして言う『私は無実』。