【この本は、３人のために書きました。】
　
（１）学生時代、歴史が苦手だった人。
（２）歴史に興味はあるけど、どうやって勉強すればいいかわからない人。
（３）悩み事を抱えていて、解決策を探している人。
　
　
【歴史を説明するより、
　歴史に対しての考えを持つ。】
　
「歴史に強い」というのは、
「知識がある」ということではありません。
　
大切なのは、世界観があるかどうかです。
　
「大きな流れ」をつかまえているかどうかです。
　
昔話をする人よりは、
歴史の話をしてくれる人の方が魅力的です。
　
歴史の知識のひけらかしになると、つまらなくなります。
　
人が言ったことに対して、
「それは間違っている。実際はこうだよ。何も知らないんだな」
と言うのは嫌われます。
　
歴史を勉強する時に大切なのは、
自分なりの世界観を持つことです。
　
知っているか知らないかよりも、
それについて自分なりの意見を言えるかどうかが大切です。
　
受験勉強をするのは、自分の意見を持つためです。
　
歴史観がわかることが、
歴史が面白くなってくるキッカケになるのです。
　
【知識より、世界観を持とう。】
　　　　
（「はじめに」から）