凄く眠たくなりました、あまりにも快適過ぎて。山本亭の庭を眺める座敷が、心地良すぎて布団をひいてお昼寝をしたくなりました。優しい滝の音、屋敷を抜ける風の涼しさ、庭に映る木漏れ日の美しさが、最上の癒やしを与えてくれました。柴又帝釈天様や、寅さん記念館も行けて嬉しく有り難いと思いましたが、山本亭のリラックス空間に印象の大半を持って行かれました。山本亭で、お昼は鰻重の出前、おやつは有名な草だんごを食べながら中谷塾を開催したら極楽だと思います。ひやしぜんざいも、白玉が茹でたて作りたてで、美味でした。

風鈴の音が心地良くて、蚊取り線香の香りに癒されました。立派な松のお庭を眺めながら冷やしぜんざいを頂き、この上ない幸せを感じました。
畳の上でくつろぎすぎたのか、眠い眠いと言いながら帰りました。こんな五感で気持ち良さを感じる遠足塾は初めてです。
柴又についた時から映画の世界に迷い込んでいたみたいです。

【畳は、映すものではなく、触れるものだ】
寅さんでは、畳を映さず、お茶の間のシーンを撮影していました。
そのアングルの方が、登場人物に親近感がわきました。
一方、山本亭では畳の上に座り、時間が経つのを忘れ、お庭を眺めていました。
畳のありがたさは、視覚ではなく触覚で感じることに気づきました。

カバーがかかった人力車。妄想の始まりです。月の間の畳に座った時には、もう、自然の懐に潜りこんだ気分で、妄想が止まりませんでした。

現代美術館に行くついでに、清澄庭園に寄りました。岩崎家が全国から集めた名石があちらこちらにありました。山本亭の沓脱石を体験していたおかげです。名石を堪能しました。