大阪校・美意識塾(26)
「興味が持てる7つの方法」
10月10日(土)
田村信之
歴史の視点が見事にひっくり返りました。こういうこと知ってたら、みんなもっと優しく生きられるのになあ。美学がきちんとあることが、さすが。
「兵に・色なき風と・言ふなかれ」
榊田未央
【美は、精神に宿る】
衆道は、単なる男色史ではなく、日本恋愛史でした。
外見の美しさは美の1つの基準でしかなく、男か女かということさえも、一番外側の部分にすぎない。
古来の人々は、男女である前に一人の人間として魅力があるか、その精神に美を見いだしていたのだと気付きました。
榊田未央
【恋は、美の一部である】
稚児の取り合いでお寺どうしが争いになるなんて、今の世では考えられません。それほどまでの情熱は、美への執着心だと感じました。茶道がさかんで茶道具が褒美になるなど、お金より美の価値が高かったことは一目瞭然。衆道から、美意識の高さを学べることに気付きました。
しまぴょん
先生が「公的文書に使うでない」と仰せになったハートマークが路線図に生き生き飛び交っている。
伊達政宗が先鋒出陣許可を!兵どもが夢のあとって!三井寺と延暦寺の23回の争いの元が!
衝撃的なほど、文化はそんないとも簡単に洗脳して変化させてしまえるものなんだ。人って素直。映画『御法度』や美輪明宏さんの著書やお話などで薄々知ってたけど、そこまでとは。本当にびっくりした。生き死に直結だから、今散る感情が激しくなるのか。焼きもちの激しさがドラマ。ちょっとGoTo「桐の間」行ってみたい。
現代は家で看取ることも日本で戦を肌で感じることもなく、死がなにか遠いもののように思う。当時とハングリーさが違う。でも実はコロナ、放射能、電磁波、食品添加物、交通事故など、見えないリスクと隣り合わせで生きている。時代で人の生きるテーマが違うのかな。
「三井寺行かれた時はご存じだったのですか?」「いいや」そっからここまで調べ上げてまとめられたの!めっちゃ嬉しそうにノリノリで教えてくださった。これを聞かないと義満以降明治までの歴史が薄められ漂白されてペラペラな気が。だから続きは自分で掘ってくのが超面白い。