大阪校・教養塾(52)
「深掘りができる7つの方法」
4月24日(土)
田村信之
物語とは、人が何に心を動かし、何を言い、どう動いたかを語ることだと思った。バタールとおぼろ昆布で、自分にも物語があるのだと温かい気持ちになった。カーネーションを見ること。
タニー・キヨミチ
復習することが、お返しです。
明日、石水博物館へ行きます。
しまぴょん
【称賛】
先生「はじまっとるやん」
しま(すっきゃなぁ)
先生「アホでしょ」
しま「ゆうたー」
関西ノリのニュアンス。
しまぴょん
【塾起点】
3月「保健室」授業の後、反省。休みをとり病院巡り。空き時間に阪急百貨店手塚治虫展に。すると真里那さんにばったり。その場で京都の桜守、佐野藤右衛門さんの本を貸してくれた。超面白かった。
その日先生のNHK講座で、講座告知チラシに、なんと佐野さんの特別講座が嵯峨であり、申し込む。アトリエ、アルスシムラでの桜染体験もセット。志村ふくみさんの作品も文章も深くて好き。佐野さんは御年91歳、現役造園業。お若いころはイサムノグチとお仕事もされている。志村さんのアトリエと佐野さんのご自宅が近くで歩いてこられた。
佐野さんのお話は幅広く面白く示唆に富み、達観されていて素晴らしかった。デフォルト桜狂いの私は鼻血。
自然のもので染めた色は時間がたつとどんどん馴染む。化学染料は時間がたつと褪せるだけ。シルクスカーフを桜の樹皮で染めた。植物で動物(蚕)を染め鉱物で媒染する。植物は最後まで(灰汁)人の役に立とうとしてくれる、と。温度と時間と作業で一人一人微妙に色が違う。お話は宝珠がぽろんぽろんと落ちるよう。「1万年前と一緒の事(染め)をしてるんですよ。リモートでできますか?体験というのは物凄いもの。」と佐野さんが仰った。
吉野生まれの吉野育ちです。と自己紹介をしたらアルスシムラの先生が最後に、隣町ですと声をかけてくださり、しかも隣の高校だったことが判明。神様のプレゼント(現在)には即のること。考えないと早い早い。
そして二条城へ寄り道。二の丸御殿の欄間に仰天して帰る贅沢。真里那さん有難う。
しまぴょん
【塾に因る影響】
国立国際美術館でミケル・バルセロ展をやっていて、それもめっちゃいいのですが、コレクション展で杉本博司・須田悦弘がありました。森村泰昌も。さりげなさすぎる須田作品を探しているうちに、遅刻してしまいました。
で、米田知子「谷崎潤一郎の眼鏡-松子夫人への手紙」に釘づけ。万年筆のインクと上品な字体がエロかったです。そこ拡大しますか、みたいな。変態初級と致しましては、蛇に睨まれた蛙のように、ここ嵌まると戻れないと留まっております。そして、何事もなかったかのように爽やかに、建設中の大阪中之島美術館(仮称)を通り塾に向かいました。
本村真里那
【色に呼ばれている人にくっついていくと、色を学ぶチャンスを貰える】
先生はずっと色に呼ばれているのだと気づいた。今回の塾で見せてもらったハイアットセントリックの写真も、まさに色だと感じた。
色に呼ばれている人にくっついて色を学ぶ作戦で、ハイアットセントリックのテーブルに参加することに決めた。
榊田未央
【纏う空気は、日常に作られる】
半泥子さんの、スーツで轆轤が格好いい。ヒロコ先生も、変な服で絵をかくのは嫌と、オシャレして完全防備で絵を描いていらっしゃった。芸術家から学ぶべきは、日常をどう過ごしているか。作品はいきなり飛躍しないけど、日常はいくらでも変えられる。復習は、机に向かうだけでなく、日常を変える時間に使います。
榊田未央
へたで不器用で、上品で力強いものの例えが、本阿弥光悦。今の自分には、まだはぴんとこない。
書「泥多仏大」に、心を奪われました。
泥を積み重ねた人にしか、たどり着くことができない境地を知りました。
泥を避けている場合ではなかったです。
しまぴょん
【ナマタニ効果】
石水博物館へ行った。明日は未央さんも行かれるとのこと。影響力大。路線図で旅に出る。スーツで轆轤が格好良すぎ。上手い人は無駄なく早く汚さない。経験値という凄い計算した後の、炎や薬の出方は神の領域。3万点は凄い。
かわいいお茶碗の丸いフォルム。私が飲むときっと最後こぼすなあ。字も丸く柔らか。伸びやかというより優しい。
欲袋もあって罅が青海波ってお洒落。柄杓入んないけど関係なしの存在感。雅茶子の(象の名前からとった茶碗)高台はほんとに象の足先で笑ってしまった。古裂の展示が企画展。松平不昧著『古今名物類聚』があってびっくり。存在して目の前に。見てはいけないような髭剃り動画をガン見してしまった。寝起きの着物の子供達が可愛かった。何気にベッド。きっと普通じゃないよなって。