東京校体験塾(23)
「バーカウンターで、グラスを傾けながら、靴と心を磨く。/Brift H」
3月20日(日)
長谷川亮
人間がつくる価値創造は無限だ。
空間の雰囲気にびびりながらも、最後は目に見えない人間が作り出す物腰の柔らかさ、しなやかさに癒された。物腰はそのまま革の靴に繋がっていると感じた。サードプレイスにしたい。
桂子
日常問題ないと思っていることは,
問題があることに気づけていないだけ。
先生と長谷川氏の会話を聞いていて,そう思った。
茶釜から立ち上る湯気に,「道」を極める覚悟を感じ,
木目の靴(技術の名前を思い出せない)に
職人技のひろがりを感じた。
帰り道,前を歩いていた女性がメモらしき紙を落とした。
10センチ四方くらい。大事なことを書いてあるのか,そうでもないのか。
知らせてあげたほうがいいのか。そのままスルーでいいのか。
迷っているうちに時間が過ぎていく。
結局「落としましたよ。」と声をかけた。
私が迷った数十秒の間にも,
彼女はどんどん進んでいたから,
私の声はおのずと大声になってしまった。
落としたその人以外の人も,私のほうを振り返った。
行動に移すまでの時間を短縮せよ。
というメッセージだったと気づいた。
今回長谷川氏から伺えた「攻めるご縁のつなげ方」も,
さっと行動に移していこう。
法子
良い意味で長谷川さんの出で立ちに裏切られた。長髪で和服をアレンジしたジャケット。若旦那風でオシャレ。長谷川さんの、靴の磨き方から靴への愛情、会話から人への愛情が伝わってくる。店内にディスプレイされている物、一つ一つに物語があり、非日常の世界へと誘ってくれる。今、まさに長谷川さんに磨かれている靴になったかのように、自分も気持ち良くなりスッキリとした。磨き終わった靴に先生が足を入れた瞬間、スポッという快い音がした。靴も足も共鳴し喜び合っているようだった。夢を語り、それに向けてアイデアや工夫をしていらっしゃる長谷川さんの姿を見習っていく。