大阪校・体験塾(22)
「もてなすことが、最高のクリエイティブだ。/河井寛次郎記念館」
5月15日(日)
桂子
人が集まる居心地のいい空間を、実感できました。
真治
このご時世に、触れること、腰をかけることを許してくださる懐の深さを体験しました。
田村信之
【元祖ステイホームは、明るく開放的だった。】
入った瞬間、おじいちゃんの家に遊びに来た気分になった。展示施設の匂いがしない。生活空間だったことが感じられる。
作品には触らなかったが、椅子や道具にはたくさん触れた。温かい場所だった。
どこまでも寛げる、自由を思い出させてくれる空間だった。
榊田未央
祖父に言われて印象に残っているのは、昭和天皇が崩御されたとき、「1週間、ピアノをひかないように」だった。今思うと、どんな人だったんだろう。鷺さんのお話を聞いたあと、祖父のことを想いながら、記念館を見て回った。今の実家にも、祖父の想いがきっとある。今度叔母にあったら、聞いてみたいと思いました。
法子
写真で見ていた板の間、囲炉裏、吹き抜け、滑車、箱階段、登り窯、そして丸石。それらの配置と大きさを知り、家の全体像を掴むことができた。臼の椅子に座り、階段を登り、畳に座るなどの体験をすることで、河井家の風通しの良さを肌で感じた。そこに、鷺さんの「祖父との思い出」エピソードが加わることで、自分の「河井寛次郎像」がより立体的になったことに気付いた。もっと河井寛次郎さんや民藝を調べ追っていく。
法子
日本民藝館の西館(旧柳宗悦邸)の音楽室で、河井寛次郎記念館にあった箱階段に出会った。濵田庄司氏がお二人にプレゼントしたものだ。この箱階段に河井寛次郎記念館で実際に登ることができたことは貴重な体験であったことに改めて気付いた。<さわらないでください>の表示が無かった寛次郎記念館。「暮しが仕事、仕事が暮し」の言葉を残した寛次郎さんの思いを、親族の方が力を合わせて引き継がれていることに感銘を受けた。