ナカタニズ・テーブル大阪(15)
「屋形船で、夏の和食と川遊びを味わう。/屋形船クルーズ」
7月10日(日)
桂子
今日もたくさん学びました。失敗する私への、塾生の皆さんの笑いと、「桂子さんは愛されている」という言葉に、大いに助けられました。ありがとうございます。
田中裕将
今回はテーマ設定を「会話を楽しむ」にしました。
始まって、先生から振られた時に、ネタを用意していないことに気づきました。
自分のテーマは「会話を楽しむ」ではなく、「リアクションで盛り上げる」だったのだと気づきました。
会話というからには、自分もネタを仕込んでおくべきでした。
船からは造幣局が見え、先生から「どうして5円玉の真ん中に穴が開いてるか知ってる?」と聞かれました。
その時は、答えることに精一杯でした。
後から反省すると、「こんなふうにネタを仕込んでおくんだよ」との無言のアドバイスだったのだと気づきました。
参加すれば、参加するほど課題が見つかり勉強したいことが増えていきます。
榊田未央
一流のサービスマンは、耳の人であることを、学びました。目に頼らずに、耳を鍛えます。
榊田未央
ジョッキの持ち方に、手を振らない歩き方。着物で参加したからこその、学びがありました。マナー本を越えたあらゆるシチュエーションは、実際に着ることで蓄積される。正解ではなく、美しさ基準で学べることに、心が踊りました。着物参加を、増やします。
田村信之
【傘に依存すると、無意識に傾く。】
先生の所作を逃すまいと観察していたら、話題を聞き逃したことが何回もあった。
写真が大反省で、次回はどうせならもう少し攻める。
傘のジョニーウォーカーはまだ高度すぎるので、まずは垂直に立てるところから練習します。
しまぴょん
【黒歴史を重ねて】
私には集合写真をぶち壊してしまう才能があることがわかった。
のっけから歩き方、指導入りました。着物の時は小股で早く回すように。(祖母のいいつけを守り、そとわにはなっておりません)
扇子の仰ぎ方。仰ぐとき女性は親指内側。手首を回転して回す。結構難しい。
まず両手でお茶碗。お茶碗をもって箸を持つとき、私は中指で一旦挟んでいた。小指とのこと。
汁物碗の蓋の取り方。回してずらしてとるのは知っていても、上で露を落とすのは知らなかった。
お懐紙を逆に折って使うのは知らなかった。お稽古では絵を出して使っていた。もっと聞いてみよう。
取っ手を持たないジョッキの持ち方に、びっくりしてしまった。
立ち上がって御前が演説。熱い。京阪車両を三井住友という先生がナイス。智春さんと先生のジャズ&太鼓談義が、智春さんの深さをクローズアップ。
写真はVにならないとと寄ったら首だけが動いていた。ろくろっ首ではないか。身体全体で寄ること。QEDでの写真でVの中にVを作ってしまった黒歴史をケイティにばらされ、自分が一番ウケた。エミちゃんが困ったことだろう。
まぶしがりなのと、もとが変なので、表情は決してケイティに困ってはいない。鞄は右手でそっと後ろに回し左手は自然に前。
帰りのホームで皆がえらく笑っているなと(特に先生爆笑)近づくと原因は集合写真だった。悲しい。「一生言われる」とケイティとハモる。写真は逃げ切りたかったのに逃れられなくなってきた。
ホームで傘の持ち方を習う。ジョニーウォーカーから持ってくるとは。カッコいい。
最後に出るとき未央さんと田中さんが座椅子を揃えてくださっていた。大切なこと。
成長してるとは全然おもえず、どんどん課題が増えてくる。品は根性か、遠いなあ。
田代美紀
「テーブルに浴衣で行こう」と決めてから準備に心踊る毎日。テーブルに申し込むことで人生の楽しみ方を見つけられました。
グラスを交わす乾杯ではなく、目線を交わす乾杯に驚きました。遠い席でも目と目で会話ができる。それには、お互いが自分に必死になってないことが必要で、お椀のお汁物のいただき方も、帽子の被り方も、アイコンタクトでの会話も、共通点として視界の狭さがあるとのこと。一事が万事。
お懐紙を使う順番や、使い方、マナー本で学ぶのではなく、お隣や目の前にお手本がいるテーブルだからこその、正に「百聞は一見にしかず」な学びの場でした。
田村先生、田中さんにご協力いただいて、皆さんに待っていただいている中、最後に撮っていただいた先生とのツーショット写真。自分の現在地の確認の1枚にします。先生の笑顔、姿勢、しぐさなど一歩でも近づけるよう、違いを発見していきます。
「テーブルマナーを学ぶ場」の一言では足りないくらい学びの多い場に参加できたので、よりステップアップしていきます。
しまぴょん
【ハンカチ落とし】
早く着いた。目的があったから。2つ乗り場があってどちらかわからなかった。するとリバーサイドのオープンカフェの木陰から、ロンドンの淑女が現れた。紺のカシュクールのワンピ―スに紺で水玉のリボンの帽子、ケイティだった。いつも、パンツスーツでお見かけしていたので、驚いた。素敵だった。
早めに来たのは、事務所のある方の乗り場で、田中さんにお逢いしたかったのだ。2月のクルーズで、私が落としたハンカチを、雨の中、傘もささずに追いかけて届けてくださった方。すぐに戻られた後ろ姿が目に焼き付いている。シフトでご不在のため電話で御礼の伝言をしただけだった。今回は乗り場が違ったのでああ、会えないなと思った。
帰り、付いて頂いた小野さんに、田中さんあての小さなお菓子を預けた。
すると、田中さんから即、御礼のメールが届いていた。
表現するって大事だと思った。そしてそこで安心して終わってもいけない。
次へ次へと続いていく。生きていくってその連続。
田代美紀
鯖寿司は口のなかでほぐれるから 一口で との先生のアドバイスで、一口で食べたら、こんなにものをたくさん頬張ったのはいつ以来やろか?というくらいお口の中がいっぱいになって、あっちもこっちもモグモグタイム。一緒にお食事して、同じものを同じタイミングで口に運ぶという楽しみ方の時間でした。それがなんだか嬉しくて、飲み込んだとたん、話しかけてしまって、「余韻の時間」を味わってもないし、余韻の時間を味わうことを奪ってしまったこと、今までずっとそうだったことを反省しました。お箸の使い方だけがマナーではないことを痛感しました。