• 大
  • 中
  • 小

中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

ホーム | 講演の感想(感想投稿)

講演の感想(感想投稿)

戻る

講演の感想受付中

東京校体験塾(28)
「画材店で待ち合わせ、5階のはしごの上の隠れ部屋バーへ。/月光荘&月のはなれ」

7月17日(日)

真治

職人兼商人から、銀座の魅力と厳しさを教えていただきました。

法子

地上から5階まで階段を上がり、さらに急なはしごを上がると、景色が一変した。切り取られた空が美しい。都会のビルに囲まれた屋上に、壁に映った木々の葉が揺れ、黄色いレモンが生っている。ここは本当に銀座なのか?という疑問がわく。いつのまにか、7つのドリンクをトレイの上に乗せた日比康造さんが、にこやかに立っている。神業だ。屋上、5階のデッキ、バーのある室内と、移動して色々な場所で日比さんのお話を聞く。日比さんのお店に対する、熱い思いを感じた。日比さんと中谷先生の生インスパが繰り広げられた。帰宅後、月光荘で買ったスケッチブックに、8Bの鉛筆で、今日出合ったものや人を描き、絵筆で彩色してみた。かつて月光荘に集った、芸術家気分になった。

しまぴょん

【月のゆらめき、ひと夏の思い出】
日比さんの入りが達人すぎて、何が違うのかずっと考えてしまう。すっと入ってこられ、鋭い洞察をポエムにして手前で引く。ヨーヨーのよう。関西人ならもっと入っていくが、ガツンと当たってしまったリする処を、際でさっと引く。お客様相手だからだけでなく、取り巻く環境で直感的に習得されたのかも。お話を聞いていて、熟考の末の行動を感じさせない軽やかさって中々ない。
 5階に降りて、みんなが中庭に座った時「この絵凄いですよ」と仰った。(全員帽子、男子スーツ、私だけJKなしのワンピ。)皆の服装を気に入ってくださっていた。それは思い描くイメージにマッチしていたのだろう。個人的に上海租界っぽい感じが好き。
 メニューに与謝野ブルーム―ン。歌まで添えて。そしてお絵かきセット。美味しそう。心地よいリズムと静かな風。場の雰囲気は人が醸し出すもの。「許したまえ あらずばこその今の我が身 うすむらさきの滴 美しき」

しまぴょん

【与謝野晶子とこんにちは】
翌日、吉野に行きたいという友人を案内し吉野山に連れて行った。私が配るお土産のお醤油で、特にポン酢が好評、「もう戻れない」らしい。醸造元に連れていけという。宮滝という場所で、歴史ファンには有名。持統朝・斉明朝の宮があった場所で近年聖武朝の吉野離宮が発見された。醸造元の近くに吉野歴史資料館があり、私も初めて行った。するとまたここに歌が。
「三吉野の 竹林院の静かなり 花なき後も ここに在らばや」与謝野鉄幹
「山の鳥 竹林院の林泉を 楽しむ朝と なりけるかな」与謝野晶子
 竹林院はお庭のある吉野山の有名な宿坊で、四半世紀前、先生が旅レポで来ておられTVで見ていた。この紅葉狩りって…とか、太閤花見のお重にほんとに料理詰めちゃった!とか当時の私は世の中を純粋に斜めに見ていた。
 醸造元では紀伊国屋でも見たことのない本が沢山あった。頼まれたお醤油以上に、本を買ってしまい、本はこの辺の方が書いて奈良で出版していると、ご主人と話し込んでしまった。当たり前だが町に一つの同じ中学。「きっと私より年下」と言うと、まんまるい目を見開いて「僕、70ですけど」どんだけ年齢不詳やねん。恥ずかしすぎ。

佳葉

ザブーン、ザブーンと、大波小波が押し寄せてきます。あれからずっと月のはなれのことが頭から離れず、感想も消しては書いて、消しては書いて。波のようです。頭で考えていたら、乗り遅れてしまう。その時を揺蕩う心地よさを、月のはなれに集う人々は味わい、その周波数がグルーヴとなり、日比さんの印象的な言葉「壁が覚えてくれている」に繋がっていました。先生と日比さんの銀座の商いの話が深かったです。身体で感じている人の言葉は、いかにまっすぐで響くのかを日比さんのひとつひとつの言葉の全てに感じました。自分の中の頑な鍵が、カタリと音をたてました。銀座で生きる人は、顔の艶がいいことにも気づきました。職人であり、粋で、お洒落。紹介でしか見ることも、知ることもできない世界が銀座でした。帰り道、今までの体験塾で一番話したかもしれない、と思いました。

佳葉

8B鉛筆はミラクルです。スケッチブックに書きたくなることが変わりました。皮のキャップも、見るだけの時と、はめた時の馴染み感のギャップにドキュンでした。

しまぴょん

【幸之助さんのスケッチブック】
「そんな慌てないでゆっくり見て買えばいい」
ウソだ。甘い言葉に油断禁物。気になるものを見つけると猪突猛進ではないか。(私もすぐ迷子になるので人の事は言えない。)お土産に大好きな幸之助さんのスケッチブックと鉛筆・キャップ・鉛筆削り・消しゴムセットを、月光荘パンフと一緒に。私はプレゼントが好き。その人の事を考えて直感で選び、喜んでくれたら幸せ。
 先輩に。即、一頭身半ヨロコビの涙付、かいらしい自画像をくれた。マッパだった。絶対なんかしてくれる。才能を無駄に如何なく発揮。
 ある日、グループLINEで、キレた人の言葉に反応して、違う人が泣きだして止まらなくなった。私達は泣きやむのを待った。夜中2時半。切れなかった。キレた人はとっくに退出していた。翌日、彼女が生き物の写真を上げた。私はほっとした。すると2年も出なかったお話が浮かんできたので、急いで手書きをグループLINEに上げた。
 そしたら、なんと彼女が絵を付けてくれたのだった。繊細で細かくシュチュエ―ションに区切って。絵を描くとは知らなかった。独学とのこと。彼女の抱える病も詳しく聞いていなかったし、第一会ったこともなかった。一枚ずつ描くことが癒しであり、治療の一環。私が癒された。だから、せかしたりしない。
 100%受け取り合いのできる相手は普通いない。一部分だけでなく、全部受け取ってもらうと、こんなにお互いが癒されるのだ。すでに驚きと感謝で一杯。夢を叶えてくれた彼女に、プレゼント。

しまぴょん

【ブランドとは、お客さまとの約束】
すでに一行から遅れて支払いをしていた。レジの隣に可愛い小冊子。見覚えがある。10年前に10冊単位で買って周囲に配っていた『ほめ言葉のシャワー』水野スウ/中西万依編・著。ファンレターも書いた。装丁がかわいすぎるのだ。言葉が零れ落ちる宝石のよう。佳葉さんも著者をご存じだった。家に残っているかもなと思いつつ、思い出にとひとつ買い求めた。
 家で開くとぽとりとレシートが落ちた。最後の言葉にやられた。
「銀座・月光荘画材店
〒104-0061
東京都中央区銀座8-7-2永寿ビル1階B1階
1F・画材売り場、B1F額装品、画室1
年末年始以外11:00-19:00営業
紙モノは取り換えません。げんまん。」

講演の感想受付中

戻る

pagetop