大阪校・体験塾(25)
「お盆特別企画 ご主人の柔らかさに触れるだけで、品格が身に着く。/京ごふく ゑり善本店」
8月14日(日)
榊田未央
誠実さという形にならない感覚を、話し方や商品の展示の仕方で、安心感としてみせることが出来るのだと驚きました。美しいものを扱うことは、商売としての心も、磨かれるのだと感じました。
榊田未央
気品には、時間軸が存在することを学びました。小股でゆっくり歩くことで、違う景色がみえる。準備に後片付け、着付やお手入れ。着物は洋服に比べて、時間と手間がかかる。そこに自然と共に生きる丁寧な生き方があり、その暮らしぶりに、気品が滲み出る。その時間軸に生きる呉服屋さんへ通い、一生かけて勉強します。
桂子
会長さま,社長さまと先生との会話から,きものの未来は明るいと感じました。
しまぴょん
【おくられて行くもの】
行くのが嫌だと申し込んでいなかったら、授業の帰り、「ゑり善」と一言、先生にガン飛ばされたのであった。
余計びびった蛇に睨まれた蛙は、しゅんと観念、ぽち。
真夏の夏物はもってないと思ったら、母が葬儀用に作ってくれていた、一つ紋の縦絽があった。あることも知らず、着たことがなかった。ドキドキ紋についているの三角の半紙のしつけを切った。夏の帯は紫陽花しか持っておらず、半幅ばかり。なんでも行けそうなものを購入。帯締めはさらのを母からもらった。帯揚げと帯締めの色合わせは更に難しい。どうにでもなるからだ。楽しむ域には程遠い。
ご主人の着物姿は惚れぼれした。さらに大旦那さんとの2人立ち姿は色合わせ最強。一幅の絵のよう。着物だけでない品格。先生が見なさいと仰るのがよくわかった。説明ができない。全部でる。大旦那さんのお着物はおじいさまの麻とのこと。そういえば私は、祖父のたまに着る着物姿が大好きだった。
最後にご主人にご挨拶をしたとき、着物をほめて下さった。嬉しかったけど選んだのは私ではない、母なのだ。
ほめてもろたよ、おかあちゃん。
田村信之
彬さんの声と先生の声のハーモニーに癒やされました。
四条河原町にこんな扉があったなんて、またまた死角になっていました。
おニ階の振り袖の間を見ながら着物の物語を伺って、自分が両親に着物のことをきいたことが無いことに気づきました。一度話してみようと思います。
しまぴょん
【プレゼント交換】
塾で谷崎潤一郎を教わり、吉野葛にはまる。育った地名のオンパレードでびっくり。知らずにいて恥ずかしかった。大谷家の初音の鼓は母が見学に行ったとのこと。静御前の鼓である。ほんまにあるんや。そして、芦屋の谷崎潤一郎記念館に行ったら、近くに虚子記念文学館があったので寄った。すると河東碧梧桐の書が、どちらの記念館かわからなくなるほどあったのだ。虚子とともに子規に学んだからである。句会の小冊子を沢山いただき、詳しくない私は、吉田名人にお渡ししたいなとおもっていたら、自粛期間になったのであった。ここでお目にかかるとは。早速ご主人にご連絡。
大旦那さんに羽織の紋で遊べると上級すぎるテクを教わる。先月は蘇民将来の粽だったそうな。(=祇園祭)格好よすぎて痺れた。今年は祇園祭の宵々山に行き、お決まりのように迷子で半泣。200年ぶりの鷹山復活、熱意が凄い。戻ってきたというそうな。巡行を支える関西電力さんの黄色い網の電柱カバーの話をした。
何でも動くと話題の選択肢が増える。トランプでどのカードを出すか選べるみたい。だからどんどん会話が楽になる。授業で拍車がかかっている気がするが、きっかけをどう広げるかは千差万別。情報も押し付けはイヤで、相手にあったものをセレクトしてプレゼント。するとなぜか時間差で返ってくる。返してくれる人の気持ち。私はそれが好きなのだ。
菊永
着物を着て食事に出掛ける、それを自然とできる未来を目指したいなと感じました。
言葉に全てに説得力がある、そう感じさせる素晴らしい社長に出会えたことが、素晴らしい財産になりました。
田代美紀
打てば響く人材になりたかった。
着物の世界の時間は 「今」お買い上げいただくことが目標ではないこのゆったりさ、優雅さに触れられたことは一生の宝。
知ってる、知らないの世界ではなく「美しさを味わう」楽しみ方。美しさがも味わえるものと、この時知った。
田代美紀
ほんの1センチ程見える半襟にこだわったり、裏地にこだわりをもつのは、日本文化で大陸文化は見える部分だけ と聞いて、自分のためのオシャレってスゴすぎるなぁって、色っぽさに鼻血が出そうなくらい興奮しました。「見えへんのに損」で終わらせず、見えへんからこそ、自分の気持ちが高鳴ることを大切にしていいんだと、新たな価値観をインストールした気分でした。お着物ではありませんが、秋冬用のジャケット、これ!と思って選んだものが裏地に繊細なレースをあしらった1枚。この時、裏地にこだわるお話を聞いていなかったら 選ばなかっただろうジャケット。お着物のことを学んで洋服選びが変わりました。
田代美紀
「味わえばええねん」とそっとおっしゃって下さった先生の言葉が頭から離れません。
解ろうとする、知ったかぶりしたかった自分に気づきました。
先ずは味わう。
そう言われてから、今まで行ったことなかった美術館に行ってみたり、百貨店でブルガリのショーケースの前で立ち止まって、目の日曜させてもらったり、行動範囲が変わりました。
味わえばええねん。先生の十文字足らずの一言で こんなに私の人生が彩り豊かになったことに感謝いたします。