【この本は、３人のために書きました。】
　
（１）どうしたら大人になれるかわからない人。
（２）「必死」と「無気力」を行ったり来たりしている人。
（３）しなやかさを、身につけたい人。
　
　
【「必死」と「無気力」の間にある
しなやかさを身につけるのが、大人だ。】
　
「自分は、なかなか大人になれない」と思うことがあります。
　
問題は、その時の「大人」の定義が、
いったい何かということです。
　
ほとんどの人が「必死」と「無気力」の両極端の間で
揺れ動いています。
　
決していいかげんなのではありません。
　
必死に、一生懸命、根性を出して頑張ってもうまくいかないと、
「もうやってられない」と無気力になるのです。
　
無気力になると、叱られます。
　
一生懸命、頑張るだけでもダメだし、
無気力になってもダメなのです。
　
この２つの間で、
第３のスイッチを見つけられるのが大人です。
　
スイッチは、スライド式です。
　
これが「しなやかさ」ということです。
　
昔の照明のスイッチは、
「入」と「切」しかありませんでした。
　
今、オシャレな照明は、
明るさをなめらかに調節できます。
　
「入」と「切」の間の微妙なところを、
なめらかにチューニングできるのが、大人なのです。
　
【しなやかさを身につけよう。】
　
（「はじめに」から）
　　
　　　　　　　*
　　
　はじめに　「必死」と「無気力」の間にある
　　　　　　しなやかさを身につけるのが、大人だ。
　
Chapter１　しなやかな大人は、イライラしない。
Chapter２　しなやかな大人は、まわりが見えている。
Chapter３　しなやかな大人は、負けて勝つことができる。
Chapter４　しなやかな大人は、困難を乗り越える。
Chapter５　しなやかな大人になるには、コツがある。
　
　おわりに　正論だけだと、ムッとする。
　　　　　　独断と偏見で、バランスがとれる。