【この本は、３人のために書きました。】
　
（１）子どものワクワクする成長を願うお母さん。
（２）お母さんを応援したいお父さんとおばあちゃん、おじいちゃん。
（３）子育てを通して、自分も成長したいお母さん。
　
　
【子どもは、言葉より、気持ちを感じ取る。】
　
「子どもに、どんな言葉をかければいいですか？」
という質問をよく受けます。
　
言葉は、関係ありません。
子どもは、お母さんの表情を見ています。
　
お母さんの表情から、
あらゆるメッセージを受け取ります。
　
言葉を覚えた子どもに、一生懸命伝えても、
言葉と本当の気持ちが違ったら、子どもは、言葉の裏に隠された
本当の気持ちを受け取ります。
　
次に、こんな質問が出ます。
「では、どんな表情を、すればいいですか？」
　
表情は、気持ちから生まれます。
　
気持ちがないのに、表情だけつくっても、
子どもにはバレてしまいます。
　
大人はだませても、子どもはだませないのです。
　
子どもが、一番安心するお母さんの表情は、
嬉しそうな顔です。
　
ニコニコ、ワクワクしていると、安心なのです。
　
子どもの幸せのために、自分が犠牲になっても、
子どもはハッピーではありません。
　
まず、ママがハッピーになりましょう。
　
　　　　　　　*
　
　プロローグ　子どもは、言葉より、気持ちを感じ取る。
　
第１章　ママとパパで、笑顔のスパイラルをつくろう。
第２章　たくさんの価値観に触れると、人付き合いが楽しくなる。
第３章　「ほめる」と「叱る」の両論を、賢く回そう。
第４章　子どもの人格をリスペクトすると、自立心が育つ。
第５章　親がワクワクしていると、子どもはぐんぐん成長する。
　
　エピローグ　ちょっぴり抜けていて、
　　　　　　　明るいママが、理想のママ。
　
（「もくじ」から）
　
※本書は、月刊誌『灯台』に連載された
「中谷彰宏の子育てワクワク作戦」（2014年4月号〜2021年11月号）に
加筆・再編集したものです。