【この本は、３人のために書きました。】
　
（１）「リアクションが薄いね」と言われた人。
（２）後から来た人に、チャンスを取られた人。
（３）「一緒にいても、楽しくない」と言われた人。
　
　　
【「どこまで踏み込んでいいのか」と
　恐れる人は、自分を守っている。】
　
「あなたはリアクションがなくて冷たい」と言われる人がいます。
　
リアクションが薄いのは、
本人は「どこまで踏み込んでいいのか、わからない」からです。
　
「今ここで踏み込んだら、相手のプライバシーに入るんじゃないか」
と考えてしまうのです。
　
「相手にイヤな思いをさせるんじゃないか」
「相手を守ろうと思って黙っていた」というのがその人の大義名分です。
　
そう言うと、「それは言い訳だろう」と言い返されて、
ますますどこまで踏み込んでいいかわからなくなります。
　
踏み込んでいいところの距離感は、
踏み込みすぎたところで初めて「これは踏み込みすぎなんだな」とわかります。
　
踏み込みすぎて失敗するところから、すべてのリアクションは始まります。
　
成功から始まるのではありません。
　
リアクションは、失敗したところから次の引き出しが増えていくのです。
　
【まず、踏み込みすぎよう。】
　　
（「prologue」から）