粋な人、野暮な人。
出版社:ぱる出版
発売日:2018年04月10日 (1053冊目)
価格:1,300円+税
商品コード:ISBN978-4-8272-1122-1
【この本は、3人のために書きました。】
(1)「野暮だ」と言われた人。
(2)粋になりたいけど、身の回りに「粋のお手本」のいない人。
(3)大切な人に、粋になってほしい人。
【わざとギリギリまで来ない添乗員さんが、
気づかいがある。】
粋とは、相手を大人扱いすることです。
自分にも「子ども扱い」を求めないことです。
たとえば、ツアー旅行の集合時刻が午前8時になりました。
こういう待ち合わせの時は、
お客様は必ず「早めに来ましょう」と言われます。
添乗員さんは、
「少なくとも30分から1時間前に来ているもの」と考えがちです。
ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツの高萩徳宗さんは、
8時出発の場合、8時00分00秒に来ます。
その時刻に全員がそろって出発できればいいからです。
高萩さんがその方針をとっているのは、
お客様に対し、修学旅行生のような子どもではなく
大人として接しているからです。
「8時出発ですから5分前までに来てくださいね」と言うのは、
お客様を子ども扱いしています。
大人が大人とつきあう関係の中で生まれるのが
粋なのです。
【お客様に気をつかわせない。】
(「プロローグ」から)