その季節にしかない色を見ることを、現代人は忘れてしまっていた。
(2月大阪校体験塾・後半in細見美術館・日本の色展)
2021年02月20日(土)
親愛なる君に
2月の大阪校体験塾は、
千總ギャラリーで、色の感覚を研ぎ澄まし、
細見美術館「日本の色 吉岡幸雄の仕事と蒐集」に伺いました。
8月のナカタニズ・テーブルのザ・ホテル青龍の本棚で、
吉岡さんの伝統色の世界に、導かれていました。
染物屋の息子として「色の勉強をしなさいよ」と、
親からアドバイスをもらっている気分です。
今日、僕たちがピンクとか、緑とかアバウトに表現している色は、
もっと細かく分かれていることに、
気付かされました。
大江匡さん設計の迷宮のような館内を進みながら、
古代の人が見ていた色にめぐりあいました。
20代の時、草木染めのCMを作ったのを思い出しました。
「よろしければ、屋上のお茶室をご覧になりますか」
と、学芸員さんに誘っていただきました。
茶室「古香庵」の特別公開時間は、すでに過ぎていました。
裏導線のスタッフ用エレベーターで、案内していただきました。
「武蔵野ミュージアム」に続いて、またしても弥勒菩薩様に
エコヒイキしていただきました。
お茶室から見る、京セラ美術館も格別でした。
お隣のお宅の洗濯物が、まるで儀式に飾る幕のように
伝統色に見えました。
締めは「カフェキューブ」で、気付きを語り合いました。
さっき、長楽館でアフタヌーン・ティーをいただいたのに、
「若冲セット」に惹かれて、キャラメルロールケーキを
いただきました。
地下鉄の駅までの道すがら、目に入る物すべて、
郵便ポストまで、「これは、赤の中の何色かな」と感じるように
なりました。
彰宏より
P.S.
来月3月14日ホワイトデーの大阪校体験塾は、
こんなに自然界の色を見せていただいたので、
天龍寺をスタートに、
梅の色を見に行きたいなと計画しています。
◆【中谷塾】ワークショップ
(【ナカタニズ・テーブル】【体験塾】も、こちらから)