入館チケットの手ぬぐいを、ちぎる体験が凄い。
(9月大阪校体験塾 in 細辻伊兵衛美術館)
2024年09月23日(月)
親愛なる君に
9月の大阪校体験塾は、
「細辻伊兵衛美術館」に行きました。
京てぬぐいの日本最古の老舗「永楽屋」さんが開館した
美術館です。
注染の手ぬぐいを扱っていた染物屋の息子としては、
家業の修業として、伺いました。
入館チケットが手ぬぐいと聞いていたけれど、
もぎりと同じように、ちぎるのは驚いた。
特別に、自分でさせていただいて、ドキドキした。
企画展は『昭和初期のスポーツ展』。
舞妓さんが、おコボをはいて、クラウチングスタートをするポーズは、
「だんさん、こんばんは」の気合とそっくりでした。
足袋を脱いで、裸足になっているのが、
芸が細かった。
注染は、デザイン。
友禅手法の手ぬぐいは、アートになります。
わたせせいぞうさんかと見紛うような絵画でした。
2階の「ディアギレフ&マレ」コーナーは、
もはや、1920年代パリの油絵でした。
スカーフとしても、タペストリーとしても、おしゃれでした。
学芸員の柴田さんに、2時間半、たっぷり案内していただきました。
14世当主の細辻伊兵衛さんにも、ご挨拶させていただきました。
老舗のご主人というより、ロックミュージシャンのオーラが
漂っていました。
昔から永楽屋さんにお世話になっているという惠子ちゃんは、
京団扇の阿以波さんとのコラボに、感激。
田村先生は、「美術史の路線図を、全部復習している気分です」
と笑っていました。
「手ぬぐいでしょ」と甘く見ていたハルピンは、
「凄い」を連発していました。
ダンスの先生に、ミュージアムショップで手ぬぐいを買っていました。
染物屋の息子として、DNAがそばだちました。
彰宏より
P.S.
次回の大阪校体験塾は、
10月13日(日)に行きます。