小学生時代、初めて買った絵は、ルノワールだった。
(「ルノワール展」)
2016年07月24日(日)
親愛なる君に
「ルノワール展」(国立新美術館)に行ってきました。
僕が、初めて買った絵は、ルノワールでした。
小学生です。
当時、小学校の正門のところに、絵のプリントを売りに来る
行商がありました。
1枚500円だったと思います。
絵は『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』。
僕の勉強机の前に、飾っていました。
イレーヌ嬢は、イタリア伯爵と結婚した際に、
ユダヤ教からキリスト教に改宗し、イタリア風の名前に変えたために
ナチスの迫害を逃れましたが、家族は迫害を受けました。
イレーヌ嬢が亡くなるのが、1963年。
この絵は、8歳の時の肖像。
彼女が亡くなって数年後、僕はこの絵を買うことになったんですね。
今回、この絵は来てなかったけど、
ルノワールとの縁(えにし)を感じました。
彰宏より
P.S.
今回は、『田舎のダンス』『都会のダンス』
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
など、ダンスものが圧巻でした。