展覧会に行ったら、頼まれていないのに、
勝手に説明している。(【ポンペイの壁画展】)
2016年06月22日(水)
親愛なる君に
世界遺産【ポンペイの壁画展】(森アーツセンターギャラリー)
に行ってきました。
世界遺産の定義は「壁画など移動できないもの」となっているのに、
ポンペイに行かずに見ることができるのが、凄いことです。
絵は、空気で風化して消えてしまうのが、
2000年前のものに出合えるというのが、不思議なことです。
今回の展示での見所は、当時の貴族の農園別荘の宴会部屋を
再現していたことです。
【大人の遠足塾】でなくても、
説明文も見ないで、勝手に解説している自分がいます。
「当時は、寝転がって食べていました。
より食べるために、吐きながら、食べていました。
床は、入り口に向かって、水で流せるように傾斜していました」
展示の仕方をどうすればいいですかと相談されたら、
部屋の床に角度をつけて、
寝転がって食べている貴族の等身大フィギュアを置いて、
見る人が、実際に寝転がって壁画を見れるような演出をしたいですね。
彰宏より
P.S.
僕が、実際に、ポンペイに行ったのは、
26歳と、31歳の時でした。
久方ぶりの再会です。