肖像画は、見ながらではなく、その人を思いながら描く。
(【イメージ肖像画】)
2019年05月02日(木)
親愛なる君に
「毎月、『月刊美楽』の中谷さんの
自筆の女性肖像画を楽しみにしています。
あの絵には、モデルはいるんですか」
と、聞かれました。
います。
「中谷さんが女性の肖像画を描くときは、
モデルを見ながら描くんですか」
見ながら描きません。
思い浮かべながら、描きます。
見ながら描くと、似顔絵になってしまいます。
肖像画は、似顔絵とは違います。
その人らしさと、描く人の、モデルになる人への
思いが、込められています。
その人のイメージが入るので、【イメージ肖像画】です。
「あんなことがあったね」と、
絵と話しながら、描きます。
彰宏より
P.S.
好きな人には、その人の肖像画を描いてプレゼントします。
「こんな美人かしら」
と謙遜されるけど、僕にはそう見えています。
「中谷さんの顔も入ってますね」
絵を描くということは、
2人の間に、子どもが生まれるということです。
どちらの顔も入ります。
100年後も、残るのがいいね。