予習をしない展覧会は、一生のすれ違いになる。
2019年11月14日(木)
親愛なる君に
「美術展の最終日で、
【中谷塾 セミナー】に行って、美術展の解説を聞くか、
解説を聞かずに、美術展に行くかなら、
どちらを選んだほうがいいですか」
と、聞かれました。
僕は、迷わず、塾で解説を聞きます。
なぜなら、ぼんやり美術展に行っても、「行った自慢」で終わるからです。
一番危険なのは、行くことだけに満足して、
「行った自慢」で終わることです。
美術展は、行くことだけが目的になってしまう人がいます。
そういう人は、まだ行ってない人に
「ぜひ行くべき」と自慢しますが、勉強をしていません。
「聖書は、やっぱりラテン語で読まないと」
とラテン語ができない人が原典で読むよりは、
日本語で、じっくり読んだほうが学べるのと同じです。
僕は、事前に徹底的に勉強してからでないと、美術展に行きません。
展覧会の前を通っても、予習をしていない展覧会は、入りません。
「もう、一生、見ることができないですよ」と言うけど、
予習をしないで見る展覧会は、一生のすれ違いに終わるのです。
彰宏より
P.S.
「行ったつもりになる」は、「行かない」よりも、怖いことなのです。
塾で、美術の勉強をしている人は、
授業を受けないで「行った自慢」をする人に、
「塾で、勉強すればいいのに」と受け止めているのが、さすが余裕です。