絵を観に行くのではなく、絵に観られに行く。
(『なぜ美術館に通う人は「気品」があるのか。』水王舎)
2020年03月03日(火)
親愛なる君に
「気品を身につけるには、どうしたらいいですか」
と、聞かれました。
気品のある人が、いるところに行くことです。
「どこに行けば、気品のある人はいますか」
美術館です。
美術は、長年、気品のある人たちによって支えられてきました。
作り出されている世界が、気品をベースにしています。
美術館には、違う空気感が漂っています。
定期的に美術館に通っている人と、
ブームの時だけ来る人とは、ひと目で見わけがつきます。
「せっかく行こうと思っていたのに、休館だなんて」
とグチっている人は、ふだん美術館に来ていない人です。
美術館がお休みになると、美術館のありがたみが分かりますね。
彰宏より
P.S.
美術館という空気が、気品を育ててくれます。
絵を見に行くのではなく、絵に見られに行くのです。
『なぜ美術館に通う人は「気品」があるのか。』(水王舎)できました。