料理だけでなく、スタッフを味わい、ゲストを味わい、器を味わう。
(ナカタニズ・テーブル東京inパークハイアット東京・梢)
2020年07月10日(金)
親愛なる君に
6月のナカタニズ・テーブル東京は、
2ヶ月延期になっていた
パークハイアット東京の和食レストラン「梢」でした。
塾生で、「梢」のスタッフでもある由香里さんが、
ふだん見たことがないくらいのビッグスマイルで、サービスしてくれました。
レストランで観るべきものはなにか。
「料理を見て、感激していた時代が、懐かしい」
と、キャプテン真ちゃんが半笑いしていました。
待ち合わせの所から、ナカタニズ・テーブルは始まっています。
待ち合わせの時に、気をつけることはなにか。
スタッフが、どう動いているか。
他のお客様は、どう動いているか。
塾生は、矢継ぎ早に、質問されます。
天丼の天ぷらは、どの具から食べるのがマナーとして正しいか。
授業で教わった、お箸の帯の解き方を、早速実践していました。
吉田展大料理長にお願いして、スペシャルな一皿を追加していただきました。
僕のこの日のテーマは、「器を味わう」でした。
輪島塗の合鹿椀を、味わってほしかったのです。
美術館に行くと、展示ケースの中で鑑賞している漆の器で、
実際、天丼を食べてみる。
器は、使ってみないとわからない良さがあるのです。
漆は特に、使えば使うほど、艶が出ます。
厚塗りの輪島塗は、浮かび上がってくる下地にも、風合いがあります。
お盆も、コーヒーのミルクピッチャーも、漆です。
デザートのお皿は、コシノジュンコさんデザインのお皿でした。
漆は、手入れが勝負です。
「早速帰って、家の漆の器の手入れをします」
と、20歳で参加している朋子ちゃんが笑っていました。
彰宏より
P.S.
「鎌倉、行きたい」と土門さんの一言で、次回が決まりました。
来月、8月2日(日)のナカタニズ・テーブル東京は、
避暑スペシャル企画
「鎌倉三大洋館の邸宅フレンチレストラン・古我邸」です。
また、何が起こるか楽しみです。
◆【中谷塾】ワークショップ