小田原は、益田鈍翁を中心に、空前の文化社交サロンだった。
(ナカタニズ・テーブル東京inヒルトン小田原)
2020年08月20日(木)
親愛なる君に
故・近藤道生博報堂会長に、かわいがっていただきました。
新人1年生から、会長室で、うな重をごちそうになって
お話をさせていただくというのは、今から思うと、
ドラマのような話です。
近藤会長は、小田原にお住まいでした。
お父様の近藤外巻(とまき)さんは、
益田鈍翁の主治医で、最期を看取られました。
近藤会長も外巻翁も、茶道を嗜んでおられました。
小田原には、鈍翁を慕って、茶道を軸として、
電力王・松永耳庵や、日経新聞社長・野崎幻庵らが集まり、
大正・昭和と空前の文化社交サロンとなりました。
それはまさに、桃山時代に千利休を中心に
茶道を通して、文化社交サロンが形成された堺に似ています。
これは体験せねばならないでしょう。
外資系ホテルは、進駐軍と同じく、文化の香りに敏感です。
ヒルトンホテルは、やはり小田原を見逃しませんでした。
9月6日(日)のナカタニズ・テーブル東京は、
ヒルトン小田原のブラッセリー・フローラで、ビュッフェランチです。
「小田原は、かまぼこでしょ」と思っている桂子ちゃんに、
また反省してもらいましょう。
彰宏より
P.S.
テーブルの後の体験は、杉本博司さんが全財産を注ぎ込んだ
私設美術館「江之浦測候所」に、専用バスで向かいます。
詳しくは、明日のレターで。
P.S.2
誰も申し込まなかったら、こっそり一人で行こうと思っていたら、
早速、岩田真治&エミ夫妻が、レターで書く前に、目ざとく申し込みました。
さすが、毎月美術館新婚旅行をしているので、
「これは、必見」というのを見逃さない嗅覚があります。
P.S.3
と思ったら、ナカタニズ・テーブルになくてはならない存在の
本田君が申し込みました。さすが。
◆【中谷塾】ワークショップ