浄土は、心の中の記憶の風景にある。
(大阪校体験塾in京セラ美術館)
2020年09月02日(水)
親愛なる君に
旅の終わりは、旅の始まりになる。
旅は、マーベルのエンディングの予告編のように、
次の旅への誘いがある。
9月6日の杉本博司・小田原測候所は、
自分一人でも行くつもりだったのに、
レターで紹介する前に、満席になってしまった。
と思っているうちに、
9月13日の大阪校体験塾は、京都市京セラ美術館の
「杉本博司・瑠璃の浄土」に、誘われてしまった。
杉本さんに、肩を抱かれて、
「もう一軒、いくぞー」と連れて行かれた気分です。
杉本博司さんは、説明が難しいアーティストです。
写真家であり、古美術コレクターであり、自然思想家です。
誰もが心の中に持っている古い写真を、
現像してくれる人だと僕は分析しています。
心の中の記憶の風景こそが、浄土です。
映し出す装置が、「瑠璃」です。
閻魔さんに映し出されるのも、浄玻璃の鏡です。
「ガラスの茶室」も見たい。
茶室は、密室ではなく、心が丸見えになる空間なのです。
彰宏より
P.S.
現存最古の公立美術館。
自粛の時代は、自然から「それで、いいのかな」と見つめられる時代。
日常とは違う時間の中に、入ってみましょう。
◆【中谷塾】ワークショップ