江之浦は海の水平、軽井沢は山の垂直。繋がる道は、崖にある。
(10月東京校体験塾・前編in軽井沢千住博美術館)
2020年10月07日(水)
親愛なる君に
10月体験塾は、まず軽井沢千住博美術館へ。
先月の小田原・江之浦測候所で観た海が、限りない水平なら、
千住博さんの滝は、垂直。
落ちてくるのではなく、上っていく。
軽井沢の欅や白樺が、垂線を天空から降ろしてくる。
西沢立衛さんの建物の曲線が、滝の垂直を際立たせる。
宇宙船の中に乗り込んで、
そのまま宇宙に上がっていくようなイメージ。
中谷ロゴマークに、似ている。
高低差6メートルの傾斜を、階段なしに歩き回っているうちに、
上下左右の感覚がなくなる。
そして現れる崖。
宇宙には、上も下もないことを見せつけられる。
この崖は、みんなで戻れるか心配しながら、
降りたり、登ったりした、崖だった。
繋がる道は、崖にある。
彰宏より
P.S.
鹿の旅の連作を、みんなでお話を作りながら、味わう。
鹿の佇む湖に、この後、
軽井沢タリアセンでたどり着くことになるとは、
エミちゃんも、気づいていなかった。
体験塾の旅は、全て続いている。
続きは、明日のレターで。
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