【東京校】体験塾(62)
「原画を見ることで、絵本ではわからない優しさに気づける。/『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』」
4月20日(日)
佳葉
映画アーカイブセンターに北原コレクション、ヨシタケシンスケ展、目的地も寄り道も超えた道に、ブワッときました。
法子
中谷先生と塾の仲間で見て回ることで、展覧会の味わいが10倍いや100倍になりました。「この姿は、漢字問題の時のホップ大王だよ!」「本当だー!」の会話から、大阪校のホップ大王さんと漢字対決してみたくなりました。「このスケッチすごい細かいねー。この言葉泣けるねー。」と気づきや感動を共有することで、先生や塾生との距離がより縮まった気がします。最後に「あなたの未来がわかるかもしれない」おみくじを皆で見せ合い、笑い合えたのが最幸でした。
佳葉
行くまで、なぜチケットが完売なのか、ピンときていませんでした。
実際は「こんなこと思っちゃいけない」と思っていた感情表現を、みなニコニコ頷きながら見ていました。
暖かさと無温、ユーモアとシュール、座ったり、投げたり、映ったり、五感が冴える仕掛けも相まってか、気持ちが焼かれました。
皆と一緒だから、笑い飛ばせた場面も、1人で行ったら、心に蓋したまま帰ってきたと思います。
向き合う言葉だから、図録も、ホテルの引き出しにある聖書のような装丁でした。
「楽しむ練習をしよう」とヨシタケさんに言われたかもしれません。
「いつかこの日を思い出すかもしれない」
どこまでも、深かったです。
法子
「どこに行くか」より「誰と行くか」が重要ということを実感しました。ヨシタケシンスケ展入場まで、まさかの2時間半ー。いくつもプランを持ってらっしゃる先生の案内で、全く予想外の場所に案内していただき「あっ」という間に時間が経ちました。展覧会を味わったのではないかというくらいの充実し満足「臨機応変に対応できるよう、プランB、プランCを持っておく」お手本を鮮やかに見せて頂きました。見習っていきます。
佳葉
フィルムセンターは、寄り道史上一番でした。250円でいいの?です。
関心不足で、監督も俳優も知らなかったけれど、ドイツ表現主義の映像、動く白黒ミッキー、ゴジラが、トップスリーです。リアルな解説を聞きながら、没入しました。
当時の監督と俳優女優も、かっこよすぎました。一度出会ったら、他を捨てても、この道を人生にするという迫力と色がありました。映画の前では、学校や会社が小さく感じ、生き方の全てが学べると思いました。
先生はいろんな姿をお持ちだけれど、ここでの先生は、目がキランと光り、頭の先から足の爪先まで映画人でした。本業は、映画だと思いました。
もはや寄り道ではありませんでした。
次回上映予定の返還映画が興味深く、見に行ってきます。
葉志子
思わぬ映画や昭和歌謡の世界へ連れて行って下さった中谷先生のお気持ちや何よりお時間がありがたくて。
素敵な場所を沢山知っている自分になりたいと
強く思いました。
仲代さんはじめ、渾身の撮影の緊張や熱量、追い込まれることで生まれる気迫が伝わってくる空間でした。
どうしてこんなにも古い映画やスター達に心惹かれるのか
理由が一つ明らかになりました。
深く愛することのエネルギーを感じることができました。
この時間が、どんどん非日常、タイムスリップを加速させてくれて、ものすごい一体感でヨシタケさんの世界に滑り込めました。
タイルではないと気づかれた時の中谷先生の驚きのオーラを
浴びながら、狂気ギリギリのヨシタケさんの世界に言葉をなくしました。
なのに思いやり深く楽しい仕掛けの一つひとつに
どんどんヨシタケさんが好きになりました。
クスリとさせられ、その何倍も心揺さぶる言葉に、立ち止まらずにはいられなくて。
そんな私の横で、ぽたぽたと泣いている佳葉ちゃんがいてくれることがすごく嬉しかったです。
感動できただけでなく、息を合わせ、分かち合える人がいることは、なんてしあわせなんだろうと思いました。
ヨシタケさんのいろんなことを乗り越えてこられた魂と
佳葉ちゃんの魂が共鳴している美しさに胸熱くなりました。
ヨシタケさんの言葉の深さに畏れいり
自分の言葉を探していきます。
全身全霊で楽しませて下さるヨシタケさんに深いリスペクトを感じています。
中谷先生がいつも教えて下さる
相手を喜ばせる気持ち、喜ばせごっこの精神と重なり
またがんばっていこうと思いました。
賑やかに、穏やかに笑いあい、優しい気持ちいっぱいの
クラスメート感あふれる一日、ありがとうございます!