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ナカタニズ・テーブル京都(8)
「美しい環境で、美しい所作を身に着ける。/ROKU KYOTO」

4月10日(日)

しまぴょん

【お祝い】
法子さんの諸行無常プレート
私のお風呂プレート
未央さんのお帽子セットプレート
先生のでか岩魚プレ-ト
常務の意外に可愛いデザートプレ-ト
一人バターで通して珍しくてよかった。驚きは悦びなんだな。
名刺びょんびょんがツボったし、先生がこんな表情になるんだ。
アットホームな空間と木村さんが私のホテルの印象を変えてくださった。
そして、忘れられない祝いの席となった。もう思い残すことはない。

榊田未央

ホテルが、一流のサービスや会話を学ぶ場所であることを、改めて実感しました。ホテルに存在するものすべてを通じて、ホテルの方と会話できることが、楽しい。行く前に感じていたハードルの高そうなイメージを、ホテルの方の親しみやすさで、見事に覆して頂きました。

榊田未央

静けさが、別世界でした。ここに宿泊して過ごしたなら、どんなに素敵だろう。ホテルの美しさやスタッフの方のホスピタリティの高さに、きっと心が洗われる。ROKU KYOTOで、美意識を磨きたいと思いました。

法子

絵に描いたような山を背に、川のせせらぎが耳にやさしく、水面に浮かんだ桜の花びらの影が水底に映る。ランチプレートには、グリーンピースの餡と仔牛のロース肉で枯山水が描かれる。シェフの思いを木村さんのウィットのきいた会話で私たちに伝えてくれる。ラグジュアリーとはどういうものかというひとつの答えをROKU KYOTOさんで見せて頂いた。京都からそれほど離れていないのに、この静寂さ。体の細胞が生き返り、ものを考えるもよし、考えないのもよし。素晴らしいホテルとの出会いに感謝。塾の仲間とかけがえのない時間を過ごせたことにただただ感謝である。

高橋

「水盤が綺麗ですね」と先生と会話し、「贅沢を集めたホテルですね」と感想を書いたのはつい先日のこと。
今回は、どんな話しをして、どんな感想を書けば良いのかと迷う。
「もう思い残すことは無い」と、しまぴょんさんの感想を先に読んでしまったが、私も似たような印象だ。
素晴らしいホテルは無限にあり、新しいホテルほど建物やデザインは進化する。きりがない。
著名な建築家やアートディレクターを集め古都をコンセプトにホテルを作れば、竹に紅葉、水盤に借景と
素晴らしいホテルが次々に立ってしまう。すると相対的に古いホテルは輝きを失う。
普通にホテルのオペレーションをするだけでは自然と建物の価値は低下するのだ。
そういえば、この間泊まったホテルも長年3つ星だったが、いつの間にか星が消えていた。
ホテルの価値を保つには、建物以外の何処かの付加価値を増やし続けなければいけない。
つまり人が担当するところだ。
・・と書いたところで、レストランの重要さに気が付いた。建物よりも俄然、人が価値を生み出している。
つまりホテルにとって上質な客室や素晴らしいお庭よりも、レストランのほうが大事なのだ。

桂子

「美しい所作」。それは,先生の名刺交換の時だった。
おもむろに一呼吸。「ここで,名刺を渡しておきましょう。」と一言添えてから,先生は名刺を出された。
相手が,心の準備をする一瞬の間を保つのは,相手へのリスペクトだろう。
つい,素早く,と思って,私は慌ただしく動きがちである。
これはある意味,「名刺,渡しておかないと。」という余裕のなさゆえ。自分本位でもある。
相手とリズムを合わせて,その場の空気感に沿う行動への指針を,いただきました。

しまぴょん

【Pay it forward】
何かを贈ったとして、その相手から返ってくるものでもない。テーブルで行ったとしても、直近3回通わなければ覚えてはもらえない。先生が以前、蓄積が効かないと仰っていたが、食べて終わりの食事会との違いがわかるようになった。
 GOOD NATURE HOTEL Hyssopのエルダーフラワー使いに感激したので、2年ぶりに会って、美しく成人した姪を、お祝いに連れて行った。食物科学専攻で刺激になるかなと思ったからだ。親でもない立ち位置の私にできることは、体験の場を与えること。姪は感動してお礼を言ってくれた。私は「してもらったことはその人には返せない。だから、できる時がきたら違う人に返したらいい。必ず機会は来るから。」と言いながら、沢山のお蔭さまに、全然返せていない。
 血だらけで生まれ出で、どこかの誰かにバトンを渡して去っていく。生まれて来た目的は、愛を体験するため。一人一人に役割があっての宇宙の総和。

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