ナカタニズ・テーブル名古屋(30)
「違う料理を頼んで、食レポで共感できたら、仲良くなれる。/KIHACHI 名古屋JRセントラルタワーズ」
2月12日(日)
内田 秀典
エレベーターのボタンの押し方に驚きました。
先生が、グレイテストショーマンのヒュー・ジャックマンに見えました。
エレベーターの出口が、ホテルの入り口に変わりました。
相手を包み込むように、エレベーターの扉を押さえます。
茉莉花
エレベーター前で、出迎えてくれたハルピンが、時間ギリギリで焦っていた私を落ち着かせてくれました。前回の塾の学びを実践しててスゴイ!
事前にメニューを見て、オーダーしてたのに、すっかり忘れてしまってた私に、「茉莉花ちゃんが頼んだのはね…」とメモを見てフォローしてくださる先生。パンの追加注文の時も、3種類のパンを“全部”と言っていいか迷っていると、「遠慮しなくていいよ。」と背中を押してくださいました。今回は、今までの学びの応用編でした。ビュッフェで学んだ“立体感”をパスタの食べ方に応用し、お魚の切り分け方をお肉にも応用できました。エレベーターのボタンを押す時、エレベーターを包み込むように、お料理を前にした時、左手は広く空間を支える。カトラリーの扱い方にも、お料理に対する優しさと運ぶ方が運びやすいようにとの気配りがありました。中谷先生の基本は、人も物も大切に優しく包み込むように扱うということを学びました。
滴雀
時空の超越した食レポと左右のバランス。
器で時空を超越できる体験は、斬新。
土偶のオニオングラタンスープ。
水墨画のペペロンチーノ。
ブルボン王朝の中華炒め。
ブラックホールのナポレオンパイ。
お店のコンセプトの無国籍とは、時空の超越。
それは器への並外れたこだわりから生まれる。
裏テーマは、左右のバランス。
パスタを巻くときの左手は、エスコートの左手、エレベーターのドアを支える左手。
片手だけ、はあり得ないのだ。
何でも両手でやる、という基本がわかったのは財産。
基本さえわかれば、エスコート、カトラリー、エレベーター、全て同じ。
レストランは、誰と行くか、が本当に大切。
視点の高い人と一流レストランに行く意味が改めてわかった。