ナカタニズ・テーブル名古屋(39)
「身近で上質な洋食を知っている人が、愛される。/東洋軒名古屋三越店」
11月12日(日)
内田秀典
自分が舞い上がらないよう、メニューを決めておく事が勉強になりました。
メニューのセットが複雑でした。
注文の方法に迷っている智春さんに、先生が整理してあげると頼みやすいよと教えてくれました。
自分は何が食べたいかを、予め考えておく事で余裕が生まれ、相手の気持ちに思いを巡らせる事ができます。
お店に行く前に、調べて想像します。
茉莉花
前日に岡山の智春さんから“行きます”とメールをいただき、ワクワクして参加しました。谷さん、ハルピン、内田くんと名古屋校の主要メンバーが久しぶりに揃ったこともあり、和気あいあいとしたテーブルでした。
コートをお店の前で脱ぐのを忘れて、慌てて脱ごうとする私をサッと手伝ってくれたハルピンは、大阪でも大活躍だったと聞きました。ただ大阪での疲れが出たのか、その後のおもてなしは、内田くんにバトンタッチ。内田くんは、智春さんの椅子を引いてあげるなど、さすが見えてる!と思いました。
ビュッフェのお話から、やはり視野の広さが大切と学びました。ついつい目の前の相手ばかりを見てしまいますが、物理的にも人的にも全体を見る力を養わないといけないと思いました。
今回の東洋軒では、美味しそうなメニューが並んでいて、“遠慮しちゃいけない”とあれもこれもと注文しそうになるところを先生が「茉莉花ちゃんは、今、かなりの量になっているよ…」と整理してくださり、あっ!と気づいてカレーは無しにしたら、それでもお腹いっぱいでした。エスコートとは、全体を見て整理することと知りました。
今日3個目のモンブランを注文した智春さん、私は栗のどら焼きにしたけど、“ちょっとだけモンブランも食べたいな~”というワガママを取り皿で分けることで叶えてくださいました。パフェは、分けるのが難しいですが、内田くんが堂々と分けてくれたのが良かった!少しでも躊躇されると申し訳ない気持ちになってしまいます。
後半になって、谷さんのプレゼントタイム。誰にどんなプレゼントをするかも難しいですが、誕生日を気にかけてくれてるのがうれしかった!誕生日と全然違う日の不意打ちも、良いものだなと思いました。
お店の人がお皿を下げに来てくださった時の会話が大切と学びました。“冷めても美味しい”という言葉は、お店の方には“熱々じゃなかった”と取られて心配をかけてしまうと知りました。前後の文脈がなくても、わかりやすい褒め言葉にするのが良いと学びました。
東洋軒さんの美味しいお料理で季節を味わうことの幸せにあらためて気づきました。最初のキノコのスープは、器も蓋付きで、開けるとフワッとキノコの香りがして、その一皿で秋を満喫することができました。
かけがえのない仲間と塾で知り合えた喜びを再確認したテーブルでした。
南無陀
【言葉の向こうにある気持ちに寄り添う】
「パンか、ご飯か」
その人は、どちらかを選んでいるのではなく、メインやデザートも含め食べられるのかなと迷っている。
その気持ちを汲んであげることが大切なのだと思いました。
見知らぬ街で、ホテルはどこかなと迷っている人がいる。
合理的には、その街を知らない他者には対処できません。
インドへ行ったとき、道に迷いました。
見知らぬインド人が幾人か、そばへ来て教えてくれました。
でもそれは、いい加減な方角でした。
そのときは、「いいかげんなことを言って」と怒っていました。
今は、気の毒な日本人を放っておけなかった「優しさ」だったのだと思います。