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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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ナカタニズ・テーブル東京(2)
「披露宴で訪れる場所を普段使いにする。/八芳園編」

11月3日(日)

エミ

素敵な場所に行くと舞い上がります。そんな中、静かなトーンで突如始まる先生の禅問答が好きです。興奮しすぎる自分に気づき、感覚が研ぎ澄まされていきます。
お庭でリラックスした後の絶景テラス席でも落ちついて過ごすことができました。
いろんな事を学ばなければと必死になっていました。雰囲気を味わえばいいという事を学んだことが収穫です。
お庭のある場所は、やっぱりいいですね。

真治

【敷居が高い場所では、遠慮せず、優雅に過ごす】
初めて八芳園へ訪れたのは、10年前、友人の結婚式でした。
場違いな所に来たと思い、終始、落ち着きを失っていました。
三回目の訪問にあたる今回は、私たちの結婚記念日でした。
庭園にも、テラス席にも、ビクビクせず、堂々としていれば、ホームになることに、気づきました。

法子

今まで庭の見方を知りませんでした。路線図で学んだことを、実際に見て肌で感じることで、自分の中にストンと落ちる感覚を味わいました。紅葉の時期、また行きます。

エミ

2回目の結婚記念日をナカタニーズテーブルで過ごすことができ、本当にありがたいです。単身赴任でかつ、休日も合わない二人がここまでこれたのは、塾で濃密な時間の使い方を学べたおかげです。教養の話題もつきないので、愚痴を言う暇がありません。これからも学び続けます。

朋子

岩田ご夫妻の結婚記念日に同席させいただける栄誉に、感動しました。
特にエミさんの笑顔が美しくて、終始、見惚れていました。
庭は、土地の勾配を利用した立体感が面白くて、京都とは違うリズムを感じます。
視界を遮るのに、高い塀ではなく、丘を使えばいいのですね。
信長塀(瓦を重ねて埋め込んである塀)が、ひっそりとあったり、黒味がかった石が多かったり、男性的なイメージの庭です。
そこに、錦鯉が華やかに泳いでいるのが、エネルギッシュで好きです。
コーヒーの飲み方が下手なことに拘っていましたが、先生の隣に座ってみて、「カップの持ち方云々ではなく、身体の芯の強さ、身体の立て方が違うんだ」と気づきました。
動画では、分かりません。
お食事は、色鮮やかな南瓜スープから始まり、新鮮なマッシュルームのサラダ、ほっこりとした身がおいしい真鯛のポアレに、上品なソースといただくランプ肉、最後は紅玉のコンフォートと、季節感たっぷりでした。
器も素敵で、おそらく現代の備前焼か、庭の雰囲気としっくり合っていました。
私は、テラス席の窓に向かって座っていましたが、曇天の窓に、鈍色がかった緑の木々が映り、古色の庭で食事をしているような気分でした。

朋子

八芳園のテラスは滝の音、原美術館の庭では細流と、水の流れる音が聞こえていました。
そういえば、勉強するときに、集中力を増すために、水音の環境音楽を流すときがあります。
水の音で、音を消してくれるのだと知りました。
大勢の人が集まる場所では、騒音のコントロールが課題ですね。
エントランスの照明が、とても暗く感じました。
多くの人が集まっていたので、話し声が大きくならないための、工夫でしょうか。
先生も「ちょっと、空気が悪くなってしまった」というシーンでは、声のトーンを変えての一声で、瞬間的に空気を変えてくださいます。
音をコントロールできると、大人ですね。
大人になるには、音に、繊細な感性を持たなければいけないと感じます。
音楽の話に、繋がります。
音楽家が、教養高い女性たちにモテるのは、それですね。

朋子

もう一度、八芳園に行くのなら、教養の話が楽しめる人がいいと思いました。
外でのお食事は、食べるために行くのではなく、会話を楽しむために行くのだから。
知識自慢大会ではなく、自分の興味を持ったことに、感動し合える会食がいい。
「そういう見方もあるのね」
「そんな風に捉えることもできるのね」
と、自分との違いを楽しむために、誰かと過ごすのだから、知識が多少間違っていても構わない。
あとで「どうだったかな」「あ、違った」と、勉強し直すことは、いくらでもありました。
勉強し直して、覚えました。
年齢を超えて、勉強し合えるお友達となら、どこでも楽しめる気がします。

朋子

八芳園は渋沢喜作が大正4年に売り出して、久原房之介が、現在の形に造園の基礎を作ったのですね。
渋沢喜作は生糸や米の相場師、久原房之助は鉱山王。
房之助の叔父が藤田伝三郎なら、この庭が出来ても、不思議ではないですね。
椿山荘も、勾配による美しさを楽しむ庭園でした。
繋がりを知ると、知らない土地が身近になってきます。

朋子

八芳園の「白いアヒル」の逸話を知って、
「そういえば、コース料理でも、真っ白なお皿が無かった気がする」
と気づきました。
パン皿までも、粘板岩の礫石のような、自然のもの。
久原房之助の美意識を考えると、真っ白なアヒルもお皿も、調和しませんね。
お料理だけではなく、全体のコンセプトの中で決めていくことが大切なのですね。
房之助の「一木一草たりとも、勝手に動かしたり切ったりしないこと」という意志の強烈さに、「幾ら何でも大袈裟な」と思うのか「私も、そこまでやろう」と思うのか、後者を選ぶ自分でありたいです。
自分の中に、「絶対音感」のような「絶対美意識」が育っていないと出てこない言葉だと思いました。

祥子

今回は八芳園の庭園散策ということで、お庭にある池の鑑賞の仕方を中谷先生に教えて頂きました。
水面がキラリと光る様子と角亭の影がコントラストを生み出して絶景となっていることに気付きました。また赤と緑の補色の関係が美しい紅葉も秋ならではの景色でした。
奥行きの観られる庭園は、江戸時代の造園と知り、江戸中期の絵画様式である写生画が京阪では平明に見える中国的写生画の影響を受けているの対し、江戸の写生画が洋風写生画の影響を受け、西洋的遠近法を取り入れたように、スフマート技法を感じさせました。
木々や石、水、土の配置から自然の美意識を学ぶ事ができました。
お食事会はお話が楽しく皆さんの意見が聞けてとっても楽しかったです。テーブルマナーも勉強になり、お食事も美味しく頂きました。
ありがとうございます。

朋子

大阪塾のナカタニズ・テーブルで訪れる香雪美術館が、八芳園に繋がっていました。
関西の事業家ら、18人が参加する茶の湯の会「十八会」は、村山龍平と、久原房之助の叔父・藤田伝三郎も発起人でした。
ハイレベルな文化の薫りがする場所には、度々、藤田伝三郎の名前が出てきます。
十八会には、芝川又右衛門の名前もありました。
明治村に、武田五一がデザインした洋館が保存されています。
遠足塾、ナカタニズ・テーブル、大阪塾、名古屋塾、東京塾と、繋がっていくのですね。
「関西在住だから、大阪でいいわ」と、自分で勝手に枠を作っていたのが、恥ずかしくなりました。
先生は、もっと広いレベルで、物事を見ていらっしゃいました。
心から尊敬する中谷先生を見習い、予習を徹底します。
中谷先生のように、驚異的なスピードで、広く、深く視る力を、少しでも鍛えていきます。
先生が作品をご覧になっていると、作品の方が、先生に近付いてきている感覚です。
私たちは、なんとか作品に近づこうとして、一生懸命見ているのに。
美術館に訪れる前から、中谷先生は、私たちとは、していることが違うはずだと思いました。
先生のような類い稀な才能を、そのまま真似することはできませんが、まずは、予習を徹底してみます。

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