ナカタニズ・テーブル東京(40)
「フレンチ・銀座・資生堂の美意識を体験する。/資生堂パーラー 銀座本店レストラン」
2月19日(日)
浩衛
まずは、ショップを全て見てまわることが、好奇心だと気付く。
女性が一緒にいるときは、必ずエスコートする。上着、手荷物、化粧室を気遣う。椅子引きも。
初めて「会食」する。ゆっくりと味わって食べる。味わって食べると、感覚が敏感になり、食材に興味が湧く。
スタッフの方、周りのお客さんを見ておく。(スタッフがサラダを作るシーンを共有する)
ナイフ・フォークを持ったまま喋らない。
骨盤が寝ていて、背が低くなっていることを、教えて頂く。日常から意識して、椅子は深くすわる。
店長と名刺交換するチャンスをスルーしてしまう。帰り際まで、気を抜かない。
加瀬さんに、お店の前まで、出迎えていただく。フットワークを見習おう。
中谷先生から、菱沼さんと名刺交換できる機会をいただく。感謝です。
「イングリッシュカラーの説明を一緒に聞いたら」とチャンスボールをいただくが、対応できなった。
考えずに、サッと動こう。
法子
資生堂パーラーさんの、テーブルクロスやバターに隠された意匠を発見し、皆で盛り上がった。謎解きのようで楽しかった。窓から外を眺めると、そこにはモンドリアンの世界があった。隣のビルが借景になっていることに気づかせてもらった。新しい世界を発見すべく、窓を1つのフレームとしてとらえ、外の景色を眺めていく。はじめと終わりの緊張感が、まだまだ足りない。今日の流れの段取りができていなかったことに気づく。目の前のことに必死になるのではなく、起こりうる事態を予測して、今やるべきことは何かを考えて行動できるようにする。「和食をあえて、ナイフとフォークで頂く」ことにトライする。無意識はこわい。声をかけてもらい「ハッと」した。顔を上げたら、やさしく見守って下さる先生と塾生の笑顔があった。ありがとうございます。着物の着付け、コートの脱ぎ着の目標値を1万回と設定し、ただひたすら「練習あるのみ」である。
吉川
中谷塾に行かずに参加したらどうも普段の気の入り方が違っていました。塾と遠足塾は繋がっているので、セットで両方参加することが良いことに気付きました。
法子
【訂正です】
声をかけてもらい「ハッと」した⇒視線を感じ「ハッ」とした。
塾生の笑顔があった⇒常務の笑顔があった。
お手数をおかけして、すみません。
佳葉
全ては、姿勢でした。エレベーターから降りた瞬間、全ての格が違う静謐な空間に、飼い慣らしていたつもりのビビリ人が、顔を出しました。凛とした緊張感の中、研ぎ澄まされた気が、飛び交っていました。非日常に慣れている客層が悠然と空間と一体化し、エレベーターが開いた後、優雅にノーブレスでコートを預けられた先生とも一体化していました。次の瞬間のために、エレベーターの中でコートを脱ぐことを学びました。階数を見上げている場合ではなかったです。シーザーサラダを目の前で作られているメートルディの目線には、私たちのテーブルの一挙手一投足が映っていました。見られているのではなく、魅せるには、空間と一体化するには、何より姿勢でした。姿勢がよいと、説得力があります。職場で、自宅で、足を着けずに座ることを始めました。きついです。まだ3日目ですが、続けます。
佳葉
憧れの資生堂パーラーは、想像を超えていました。対のセッションでした。静かで満席。和食と洋食器。アールデコのスプーンに、アール・ヌーヴォーの花椿バッグハンガー。洋風の調剤薬局と万物資生の東洋哲学。中庸に、日本の椿がありました。150年間の重みが、時代の中で形を変えながらも、元来のエッセンスを引き続きながら進化していました。直線と曲線のように、バランスの妙に触れ、今の私に必要なことを学びました。背伸びする世界に、誰と行くか、でした。
佳葉
加瀬さんが出口でお出迎えしてくださり、一緒に大和屋シャツ店に行きました。着こなしのチェックシーンを見せていただき、美しく魅せるメモリの細かさに、感動しました。面積の小さなところや、シャツや靴のように、決めごとがある中からのこだわりは、マニアックで、アートで、カッコいいです。