中谷先生のタクシーの運転手さんとの会話の話が面白かった。
　「お客さん，ダンディーですね」と言われたら，「ありがとうございます」「よく言われるんですよ」では普通の人である。
　実際に，私もそのように返事をしてしまっていた。
　「よく言われるんですよ」と言うと，確かに会話が止まってしまっていた。
　中谷先生の「いや，親が厳しかったんですよ」というのはいやらしさがなくて，最高にかっこいい返し方だと思う。
　こういう粋な人がなんて言っているかを，一つ一つ学んでいこうと思う。
　なぜ私の会話がつまらないのか，わかった気がする。

お守りとか、土地のパワーとか、そのような事を必要以上に意識するのは、合理的ではない、遅れている。という考えが私の中にありました。
でも今回、AIと人間の違いについて教えていただいたことで、聖なるものや、目には見えないけれど、感じるわけのわからないパワーなど、そのような事を認識できることこそが、発達した人間なのだということを教えていただきました。
私は今まで、人間であるからこその優れた機能を劣化させ、勝てるはずのないAI的能力を伸ばそうと、一生懸命無駄な努力をしていたように感じます。
そのように、目には見えない、数字では表せない世界に遊ぶということを考えたとき、日本文化はもしかして、とても面白いのではないかというドキドキが、自然と湧き上がってきました。