メンタル強化塾(55)
「不安を乗り越える7つの方法」
6月2日(土)
飯岡 啓朗
「勉強とは,比重を変えること」
今日びっくりしたのは,自分が5月の参加最多賞2位だったということだ。
中谷塾の授業は,仕事がない場合には何塾でも全部行くと決めているので,結果的になったことである。
週末に中谷塾があったおかげで,5月はなんだかとても充実していた。
よく働き,よく学んだ。
二宮尊徳の状態だった。
こんなに充実した一ヶ月もめずらしい。
そう感じるのは,一ヶ月の中で中谷塾の比重が多くなったからだと思う。
中谷先生は,「充実していないのは,比重が悪い」と言っていた。
中谷塾に来る前は,休みの日が,何に学ばないまま終わっていくので,不安に感じた時期もあった。
中谷塾に来るようになってからは,そんな日はまずなく,仕事も増えて,収入も少しずつ上がってきた。
もっともっと学びの比重を増やそうと思う。
飯岡 啓朗
「冷静と情熱のあいだ」
何をもってメンタルが強いと定義すべきかは難しいと感じた。
私は,メンタルが強いことの条件は,私心がないことだと考えていた。
利己的でない人は,失うものがないので精神的にも優位だろうと思ったからだ。
しかし,他の塾生が上げたのは,ひとりひとり全く違ったものだった。
人によってここまで個人差があるのかと痛感した。
予備校の講師をしていて,最も難しと感じるのは,おもしろくわかりやすく教えることではない。
生徒のやる気を出させることである。
受験生も年々メンタルが弱くなってきているので,これが難しいこともある。
私の場合は,2秒3秒の声掛けをするようにしている。
廊下で会った時などに,「がんばってる?たまには講師室に質問に来い」と声をかけるのである。
今は,一人っ子も増えたため,かまって屋さんも多いので,とても喜ぶし,何よりも講師に声をかけてもらうことが励ましになる。
少子化の今日,教える側のこんな心がけが重要であると考える。
こうして成績が伸び,志望大学にも合格したことが多くあった。
本当は,自分のメンタルをコントロールするだけでも精一杯なのだが,うまく生徒のメンタルもコントロールしようと思う。
エミ
メンタルの弱さを攻めて、負のスパイラルに入りがちでした。個人それぞれ比重があるのだから、自分を充実させていく。より充実させれば他人は気にならなくなるんじゃないかと思いました。私の場合は、遠足塾、美術館、ピラティスなので、続けていきます。
灯香
そうか、先生は私の比重を変えようとしてくださっているのか、そういえばそうだ!と驚きました。
私の時間、私のエネルギーをどう使うのか、私が大切だと思うからすること、しないこと、いろいろなことが、まず私の意志から始まり、それは私が充実するためであり、そして比重を変えるほどに密度が濃くなっていく、自分が濃くなっていく、自由になっていくと感じます。
心に残っているのは、これではいけないのではないか、変ではないかということに対して、それをもっと徹底的にやれと、トンネルの向こう側に引っ張る、突き抜けさせる。という先生の言葉です。
いけないのは、罪悪感を感じながら中途半端にやることで、何であれ、自分で選び、そこにエネルギーを集中して注ぐことが大切なのだなと思いました。
人の状況に対して、それは問題だと決めつけるのは他者の勝手な判断、大切なのは本人が充実した日々を送るこという言葉に、私の中にあった、これはいけない、あれはおかしいという枠組みが、ゆらぐのを感じました。