穴埋め問題を解いている最中に先生が仰った、空欄を見たら即埋める。こんなものに正解があるか。が大好きです。
そうか、問題の回答ですら、正解ではない。正解から逃れるための、刺激でしかない。
それなら確かに、路線図の言葉を暗記しても何にもならず、１つ１つの言葉に心が反応しないと、その奥の世界の広がりは、感じることができないだろうと思いました。
心が反応し、驚くためには、自分が知らない、できない、間違えていることが必要で、なんだ、間違えるってこんなに素晴らしいことだったのかと、そのこと自体に驚きました。
間違いを、消しゴムで消してはいけない理由も、わかりました。間違いは、恥ずかしいことではなくて、むしろたくさんあったほうが良いと思えるようになりました。

グッドに満足していると、グレイトになれない。
そうか、先生の塾は、グレイトになるための、ダメ出しの嵐だったんだ。
ベターと書いた、ここだけは消したい。

初めて解答した路線図・メンタルの演習は、多くが初めて知る事ばかりでした。
特に、小出義雄監督の言葉は、多くの文献に触れていたにもかかわらず、全問不正解で、
意外に覚えていない事を実感しました。
授業の後半に教わった大奥の路線図は、平成元年の大河ドラマ春日局を見て以来、
全く触れておらず、新たに勉強するきっかけとなりました。

時代劇は苦手でしたが、見てみたいに変わりました。
さっそく大奥を借ります。