名古屋校・教養塾(16)
「もっと知りたくなる7つの方法」
11月11日(日)
河村隆彰
中谷塾に通うようになり強く感じるのですが、「学生の勉強」より「社会人の勉強」の方が圧倒的に楽しいです。
答えがないので難しいというか、奥が深く飽きません。
河村隆彰
僕の家から徒歩1分で「小野道風記念館」があります。
中谷塾に行くようになって、そこの良さに気づきました。
小野道風記念館は、日本で唯一の「書が専門」の美術館です。昔からそこに道風公園という公園と、曹洞宗の観音寺と無造作に置かれていた石組やその下に白い石が沢山敷いてあります。周りの道路などは、5年前に区画整理のため大幅な改造がされましたが、石組などは変わっていません。
散歩をしていた時に記念館の外にいた学芸員さんに聞いたら、あれは枯山水だと知りました。白い石は水を現していたのです。奥に見える観音寺は借景でした。あの石組には全て意味がありました。今まで僕は「墓の前になんで記念館や石が置いてあるんだよ。不謹慎だし何よりムダだろ」と思っていました。
先日、自分で意識して初めて道風記念館に行きました。思い返すと記念館には、幼稚園生や小学生の時に観音寺にあるお爺さんのお墓参りのついでにお婆さんに無理やり連れて行かれていた時しか行っていませんでした。
僕はお婆さんに「なんでこんな絵が1つも置いてない美術館に連れてくるんだよ、文字(書道)しかないじゃん!つまんねぇよ!!」と連れて行かれる度に大声で叫んでいました。
今回、あの時お婆さんはわざわざ連れて行ってくれていたことに気づきました。なんてお婆さん不孝なことを言っていたんだろうと思います。お婆さんのお墓の前で「ありがとう。ごめんね。」と伝えました。
それどころかお恥ずかしいことに、僕が小学生の時には従兄弟とテニスボールを記念館の外壁にぶつけてテニスの練習をしておりました。急に当時のことを思い出し、本当に情けなく、処刑して欲しいくらい後悔の気持ちが湧いてきました。学芸員の方や館長さんに本当に申し訳ないです。
とんでもないことをしていたと気づきました。
気づけないということは、こんなにも怖いことなんですね。感謝や謝罪を伝えたくても伝えられないということがないように、気づけることを増やしていきます。
河村隆彰
ニュースで来年のゴールデンウィークは10連休になると聞きました。塾で集中的に合宿授業のようなことをやって欲しいです。
僕はやっと社会人になりますが、なんとか予定を合わせてその合宿に通いたいと思います。
河村隆彰
金曜ロードショーのハリーポッターを見ていて、中谷先生はダンブルドア先生なのかと思いました。僕は毎月、魔法を習っていたんですね。
河村隆彰
塾に通い出してから「あれはどんな意味があったのか?」と思うことが増えています。
今年の7月に大学の先生とその研究仲間の先生4人と一緒に、アイルランドのダブリンで開催された「ソーシャルワーク(社会福祉)の世界会議」に参加しました。
その時泊まった4つ星ホテルで、なぜか僕の部屋だけが他の先生たちとは違う所になりました。
部屋代は先生たちと同じ金額を振り込みました。
受付で10分ほど待った後にルームキーを渡されました。
5人の先生は景色の見えないエレベーターから降りてすぐにある並びの部屋でした。
しかし僕の部屋は景色こそ見えますが、エレベーターからかなり遠くにある左隅の部屋で、しかも隣の部屋が清掃員の掃除道具入れの部屋でした。
ちなみに、先生たちの部屋の並びの部屋はまだ空いていました。
確かに受付では飛行機から降りたままの服装で行きました。会議で発表する時はスーツ必着だったので持っていましたがわざわざ空港で着替えては行きませんでした。
どうせなら面倒くさがらすに、トイレでスーツに着替えてから受付に行けば良かったと今なら気づきました。
あの時なぜ、僕の部屋だけ飛ばされたのか…。考えるだけ面白いです。
こんな何気ないことに気づけるようになったのも中谷塾に通うようになったおかげです。
河村隆彰
中谷本は、中谷先生が学生時代や新入社員時代などの時に「こんな本があったら良かったのにな」と感じていた本なのかも知れないとふと思いました。
それをたかだか1500円程で手に入れられる環境に感謝と申し訳なさを覚えました。
河村隆彰
大学を浪人して本当に良かったと思う毎日です。
僕は第一志望の大学と学部を目指して2回浪人しました。
しかし、その大学にも学部にも合格することはできませんでした。両親には「金泥棒!」と一喝されましたが、その経験がなければ中谷塾に通うこともなかったかも知れません。
大学の先生から「このままいけば、君が首席となります。そうなれば、卒業式で学科代表として卒業証書を受け取ってもらうことになります。最後まで気を抜かないように。」と連絡がありました。
大学に合格していたら首席になれる可能性すら無かったと思います。
中谷塾に来ていなければ、4年生で初めて開講された、必須の授業がまだ10コマほどあったのですが、乗り切れ無かったと思います。
河村隆彰
来年の4月からは一人暮らしが始まります。
社会人になるのも初めてなので、それと重なることは不安です。しかし、中谷塾に通っているとなぜか乗り越えられそうな気がします。
根拠のない自信が湧いてきます。
初めて一人で、家の物件を探したり家具をみたりしています。新聞の安売りの広告なんて、今までほとんど真面目に見たことはありませんでした。洗濯機や掃除機があんなに値段がするとは思いませんでした。ベッドがあんなに種類があるとは思いませんでした。
病院や美容室が周辺にはない物件があるということも知りませんでした。今まで本当に両親に守られて生きてきたんだなと思います。
美容室に関しては、今まで値段と家からの距離でしか見ていなかったということに気づきました。自分の中に基準がなかったのです。
その基準を見つけることに悪戦苦闘しております。
本当に自分はまだまだ何も社会のことを知らないのだなと打ちのめされる毎日です。
河村隆彰
アイルランドでの出来事で、もうひとつ気づいたことがありました。
ホテルの朝食で、カジュアルな服装(着崩した服装?)で食堂に向かった時は、受付のお兄さんに、窓に近くビュッフェからは遠い席に案内されました。
会議での発表当日にスーツで向かったら、そのお兄さんに、窓とは反対側のビュッフェに近い席に案内されました。
食堂の造りとしてセンターテーブルはありませんでした。
どちらに通された時もトイレは近くありませんでした。
ホテルって奥が深くて面白いですね。
河村隆彰
「池上彰の現代史を歩く スペイン編」という番組で、スペインのおじさまが握手を最初にしのが、「池上さんではなく、隣にいた女性アナウンサーと女優さんから」握手をしていて感動しました。
偉い人にではなく、握手は女性に対してまずはしていくものなのかと学びました。
これがレディファーストなんですね。